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北海道農林被害の最上位の課題をビジネスで解決する



エゾシカを捕獲・買取・飼育し、食肉として有効活用する事業

★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(105)

<有限会社ユック>
2005年10月に設立され、北海道根室市に本社を置き、エゾシカ肉の加工・販売をしている企業で、食肉処理加工施設を持ち、エゾシカの受入、販売、捕獲、養鹿場の運用を行い、エゾシカ肉の卸売業者及びオーナー・シェフ向けに商品を提供している。

同社は、エゾシカ肉処理施設認証制度※に基づく認証を取得して、エゾシカ肉ブランドで、エゾシカ肉切り落とし、エゾシカ肉ミンチ、エゾシカ肉ソーセージ、エゾシカ肉ハンバーグ、エゾシカ肉ローストビーフ等を加工販売している。
※エゾシカ肉処理施設認証制度とは、エゾシカ肉の処理を行っている食肉処理施設の自主的な衛生管理を推進するとともに、エゾシカ衛生処理マニュアルに基づいた適切な処理を行う食肉処理施設を認証することで、安全安心なエゾシカ肉の提供と販路拡大と地域ブランド化を推進することを目的としている。

北海道の令和3年度野生鳥獣による被害調査で、被害金額54億5千万円のうち全体の8割がエゾシカによるものであり、44億円8千万円(前年40億7千万円)で被害が増加している。
北海道において、エゾシカの個体数の増加が環境等に与える影響は、農業への被害増加・森林や生態系への被害増加・交通事故の多発があり、捕獲、有効活用による被害減少が期待され また、食肉としての有効活用することで、捕獲の推進や雇用の創出・地域産品としての食肉活用・健康食材としての提供も期待されている。

一般的にエゾシカ肉は、牛肉や豚肉に比べタンパク質が多く、逆に脂質やコレステロールが少なく、また鉄分が多く含んでおり、ヘルシーな食材で また、抗がん作用や肥満防止に効果がある共役ジエン型リノール酸が豊富に含まれているなどから、健康への効果が見込まれる食材として注目されている。

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★ 根室は、日本の最東端で、朝日を一番最初に見る事の出来るところとして有名な納沙布岬があり、夏・春国岱(しゅんくにたい)に落ちゆく夕日もまた素晴らしい景色でおすすめのスポットだ。 四方を海に囲まれ、山もなく、春から夏にかけて深い霧が発生し、そのミネラルをたっぷり含んだ牧草を乳牛がのんびりと食べている、酪農地帯でもある。

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◆ 同社は、海に面しており、大木があったり、冬でも凍らない湧水があり、自然のままの地形を最大限に活かしつつ、シカが生息しやすい、普段は人の入れない場所に北海道型短期養鹿を持っている。「囲いわな」によりエゾ鹿を生体のまま捕獲し、牧場にて一時的に飼育することにより、年間を通して安定的な供給と、と殺から解体処理まで素早く行うことができるためより新鮮な食肉を提供できる。

❤ 個体数が増えすぎ、生態系さえも崩れそうな様々な問題が起こり、更なる人的コントロールが必要な時代に入っている。現在は、ハンターによる狩猟と、同社が行っている生体捕獲によりその個体数の調整に地域と共に取り組んでいる。

・・・2011年度の64億円をピークに年々減少しているが、令和3年度は令和2年度に比べ増加するなど、今でも北海道での農林課題の最上位に位置している・・・んん~知らなかった
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎有限会社ユック コーポレートサイト
https://yukku.jp/
◎さとふる エゾシカ肉の納税返礼品
https://www.satofull.jp/products/list.php?cat=2027&s3=271&cnt=30&p=1
◎北海道ジビエール パンフレット
https://www.pref.hokkaido.lg.jp/fs/8/5/6/0/2/2/0/_/北海道ジビエール_0503.pdf
◎地域と人をつなげる「根室ディア」
https://magazine.ekari.jp/column/nemuro-deer

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