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地元の憧れの企業になろう!を合言葉に



自社の強みを生かして顧客課題を解決することが、SDGsにつながる事を確信


★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(57)

<株式会社不二製作所>
 1950年に東京都江戸川区で、コンプレッサー製造業として創業。現在はエアーブラスト装置※の設計・製造・販売、研磨剤の販売およびブラスト加工サービス(受託加工)を行う会社で、国内外150以上の製造加工法などの特許を持つエアーブラスト専業メーカー。国内トップシェアを誇り、そのグレードの高さは世界屈指だ。資本金1億円、従業員数296名、売上約64億円(2023年3月期)非上場の中堅企業だ。

※エアーブラスト装置とは、コンプレッサーで作った圧縮エアーを使って研削材を噴射する装置で、研削材は、砂やガラスビーズなどの固体粒子で、金属やプラスチック、ガラスなどの表面を研磨したり、汚れや錆を除去したり、表面に模様を付けたりするのに使用される。

小型エアブラスト装置
大型ブラストルーム


エアーブラスト装置は、金属加工、プラスチック加工、ガラス加工、塗装業、自動車製造業など、さまざまな分野で使用されており、装置を使って被加工物の表面を粗すことで塗料や接着剤との密着性を高めたり(下地処理)、金属加工の過程で発生してしまう不要な突起や残留物を取り除いたり(バリ取り)する。これらの技術は、顧客が抱える課題の解決・改善につながり、たとえば、下地処理が製品寿命を延ばすことにつながったり、被加工物を傷めないバリ取りの技術が製品の品質向上のみならず作業時間の短縮・効率化につながる。

例えば、「金属鋳物の表面に付着した不要物を除去するための方法」として、従来からある化学薬品を使用する洗浄方法(コリーン処理)は、環境に対する負荷が高く、作業者の安全面や健康面にも影響があるが、同社のエアーブラスト装置による洗浄であれば、環境をクリーンに保ちながら、安全かつ短時間で洗浄できるなど、顧客課題に沿った最適解を求めるためにオーダーメイドでの装置の開発や研磨剤の選定など、ソリューション提供が同社の強みで、この例において、コリーン処理ではガス代などの間接材料費や廃液処理等で高額な費用が掛かるのに対し、エアーブラストでは労務費を大幅削減し、更に廃液処理等も不要なことから、ランニングコストを大幅に下げることができるなど、その課題を解決することがSDGsへの取り組みにつながっている。

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★ 同社社長は「お客さまが何に困っているのかを追求し、そこにある課題を当社の技術で解決し、お客様に満足していただくことが私たちの仕事です。要するに、当社のビジネスは、そもそもがソリューションビジネスなのです。つまり、難しい課題に直面したときほど、私たちにとってのビジネスチャンス。ただ、近年、お客様が抱える課題がSDGsにリンクしている傾向にあるため、当社でその課題を解決することがSDGsへの取り組みにつながるということは大いにあります」と語っている。
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◆ 同社は、SDGsの「8:働きがいも経済成長も」に向けて、2030年までに100億円の受注と500人の従業員体制を目標としており、この目標を達成するために、人手不足やディーセント・ワーク※の推進に寄与する自動機の研究と開発に取り組んでいる。個々の従業員の能力と働き甲斐を向上させるために、人事制度を工夫したり、働きやすさと働き甲斐に関するアンケートを実施して改善に努めている。
※ディーセント・ワークとは、権利が保障され、十分な収入を生み出し、適切な社会的保護が与えられる生産的な仕事を意味する。

❤ 要は、強みを生かしながら、いかに世の中の役に立てるかだ。『自分がどうすれば社会の役に立つか』を追求していけば、周りの信頼を得ることで生きる糧になる。 企業も個人も同じことなんだよね♡ 
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎株式会社不二製作所 コーポレートサイト
https://www.fujimfg.co.jp/
◎ディーセント・ワークとは(あしたの人事・コラム)
https://www.ashita-team.com/jinji-online/business/9403

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