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社会になくてはならない企業としての貢献



創業者の強固な信念が受け継がれていく社会企業としての責任


★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(70)

<一正蒲鉾株式会社>
 1965年に創業し、新潟県新潟市に本社を置く水産練製品・惣菜の製造販売メーカーで、現在国内に10箇所、海外に2箇所の工場を有し、資本金9億4千万円、売上高は316億3600万円、従業員数は916名(2022年6月期)、東証プライム市場の上場企業だ。

水産練製品・惣菜のうち主な生産品目は、さつま揚げ・ちくわ・蒲鉾・惣菜(ごま豆腐、スナック菓子)などで、高品質な原材料を使い、熟練の職人が手間暇かけて作られている。また、独自の製法で、おいしさと食感を追求している。販路は全国のスーパーマーケットやコンビニエンスストアで販売され、自社ECサイトでも直販している。

<「人生はやまびこである」「正しきことは正しく報われる」という創業者 野崎正平の信念を受け継ぎ、私たちは「誠実」「謙虚」「感謝」の心で、すべての方に幸せと喜びをお届けします>を社是とし、『ESG宣言』を行い実現のための『行動規範を策定』し、2045年度への『超長期ビジョン』を掲げ、社会へ『経営理念』を表明する姿がとても明確でわかりやすい。


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★ 社是の「人生はやまびこである 正しきことは正しく報われる」という信念はとても強固で”人”の生き方を見据えている。ESGの冒頭の「人と組織を大切にします」という宣言は、創業者により脈々と受け継がれてきたものだと感じた。その後に続く「食の安全安心」・「商材の源泉である自然の保全」・「地球環境への配慮」など、すっと見るものの心にすっと入ってくる。

そして、宣言を規範として様々な取り組みを行っているが 宣言以前から取り組んだ従業員への、今で言うES(従業員満足度)への実践の姿として、女性従業員が安心して働ける職場づくりをめざし1989年に事業所内に開園した事業所内保育園「ちびっこランド」。当時の女性従業員が預けていた子どもが大人になり、同社へ就職し自分の子供を預けるという親子2代の利用者がいるそうだ。同社はこの取り組みで2015年に厚労省が認定する「プラチナくるみん」※事業所として新潟で初めて認定された。

事業所内保育園「ちびっこランド」

※「プラチナくるみん」とは:「優良な子育てサポート企業」として厚生労働大臣の最上位の特例認定を受けることができる制度。
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◆ 創業が1965年という若い企業で、一代で1989年に店頭公開(現JASDAQ、その後東証一部へ)を果たし、2012年に一線を退かれた創業者・野崎正平氏は2020年に辞世された。

創業者・野崎正平氏

❤ もちろん社会企業として様々な取り組みを真摯に実施されているが、ESG宣言を考えるプロセスで課題を抽出するためにつくった「社会に対する影響度」と「企業にとっての重要度」をマッピングしたグラフ(写真参照)を眺めると、なかなか どうして この企業の『謙虚』さが見て取れる。 面白いなぁ~ この企業には創業者の理念がしっかりと浸透しているようだ。

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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎一正蒲鉾株式会社 コーポレートサイト
https://www.ichimasa.co.jp/
◎オンラインショップ
https://www.ichimasa-eshop.com/
◎くるみんマーク・プラチナくるみんマーク・トライくるみんマークについて
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kodomo/shokuba_kosodate/kurumin/index.html
◎いちまさ保育園ちびっこランド
https://corporate.ichimasa.co.jp/hoiku/

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