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豊富なアイデアで地域に持続可能な産業の定着を目指す



コア技術を基に、再生可能エネルギー関連事業へ進出し、その先へ


★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(88)

<株式会社タカフジ>
 1989年に大分県大分市でプラント設備業として創業設立。製鉄所をはじめコンビナートやゴミ焼却施設など、大型プラントの産業機械の据付、配管制作、塗装、総合メンテナンスを手掛け、工事全般の設計から保守に至る全工程を一貫提供できる体制を持つエンジニアリング企業だが、再生可能エネルギー関連事業として太陽光発電、地熱発電、バイオマス発電に加え、林業による森林再生活動も行っている。資本金2000万円、従業員数64名の設備工事業だ。

同社は、これまで培った豊富な知識やノウハウをベースに開発事業として、2014年に大分県国東市にて再生可能エネルギーへの取り組みとして太陽光発電の運転を開始。2017年には大分県九重町にて地熱発電を開始すると共に、特許を取得した「温泉熱利用型農業用熱交換システム」により、併設した野菜ファームハウス内の温度調節を行っている。また、2022年より鹿児島県大島郡天城町で風力発電を開始した。

太陽光発電
地熱発電
風力発電

さらに、2018年には他社※との共同出資による、パーム椰子殻(PKS)と国産木質チップによるバイオマス発電を目的とした「大分バイオマスエナジー合同会社」を設立し、2021年7月から営業運転を開始している。また、燃料となるパーム椰子殻(PKS)はインドネシア・マレーシアに現地法人を設立し集出荷を行い、木質チップは林業による森林再生活活動で採取出荷をしている。
※出資者:株式会社タカフジ36%・九電みらいエナジー株式会社27%・大分瓦斯株式会社27%・三菱UFJリース株式会社10%

パーム椰子殻
株式会社タカフジのビジネス概念

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★ 標高700Mに立地するパプリカハウス。夏は比較的涼しく寒暖の差を使用して栽培。冬は地熱暖房で越冬栽培。CO2排出がなく且つ大分県産の自然エネルギー「地熱」を有効活用した、西日本最大規模のパプリカ植物工場などのアグリビジネス※も展開し、「愛彩ファーム九重」ブランドで、子会社として農業生産法人を運営している。

愛彩ファーム九重

※アグリビジネスとは:英語で農業という意味のアグリカルチャー(Agriculture)とビジネスを組み合わせた造語で、農業関連の経済活動全体のことをいいます。 その領域は農作物の生産から加工、農薬や肥料の開発、品種改良、流通・販売に至るまで幅広く広がっています。
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◆ これらの「愛彩ファーム九重」の事業モデルが評価され、2021年には株式会社三井住友銀行による「SMBC食・農評価融資」で資金調達を行った。 また、2022年12月には、環境関連プラントの設計と建設、運営にかかわる豊富な実績とリソースを有する事が認められ、「ニューホライズン4号投資事業有限責任組合」および「しこく創生2号投資事業有限責任組合」より共同投資を受け資金調達を行った。今後、株式上場も選択肢の一つに見据えている。

❤ 同社は、豊富なアイデアで地域に持続可能な産業の定着を目指す取り組みが評価され、2023年3月 大分商工会議所 第21回おおいたビジネス オブ ザ・イヤーを受賞した。 再生可能エネルギー関連事業を開始した2014年からの事業開発スピードはSDGsの波を捉えて加速しているようだ。太陽光・地熱・風力・バイオガスと全方位に進出し、事業ノウハウを蓄積しているのだろう、今後の取り組みやその成長が楽しみだ。

2023年3月 大分商工会議所 第21回おおいたビジネス オブ ザ・イヤーを受賞


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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎株式会社タカフジ コーポレートサイト
http://www.takafuji-gr.co.jp/
◎大分バイオマスエナジー合同会社
https://oita-bio.com/
◎パプリカ植物工場 愛彩ファーム九重
https://takahiko-agro-business.jimdofree.com/

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