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世界の患者を救う~内視鏡AIでがん見逃しゼロへ~


★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(168)

<株式会社AIメディカルサービス>
 同社は2017年に創業され、東京都豊島区に本社を置き、内視鏡画像診断用ソフトウェアを開発し、「世界の患者を救う~内視鏡AIでがん見逃しゼロへ~」という同社のミッションのもと、胃がん鑑別AIなどの画像診断支援AIの開発に取り組んでいる。資本金138億円 従業員数約90名の医療AIスタートアップだ。

同社は、患者の検査の診断精度を向上させ、医師の作業負荷を軽減することで、内視鏡検査の質向上目指す取り組みをしている。
【基本的な観察方法の理解と適用】内視鏡検査では、患者の体内を直接観察することが可能です。そのため、観察方法の理解と適用は、診断精度を向上させるための基本的なステップとなる。
【最適な機器の使い分け】内視鏡検査にはさまざまな種類の機器が使用され、それぞれの機器は、特定の目的や状況に最適化されている。したがって、最適な機器の選択と使い分けは、診断精度を向上させ、医師の作業負荷を軽減するために重要である。
【新型内視鏡システムやAIの活用】新型の内視鏡システムやAI(人工知能)技術は、内視鏡検査の質を大幅に向上させる可能性がある。
これらの取り組みで、内視鏡検査の質を向上させ、患者の診断と治療の結果を改善することを目指している。

同社は、内視鏡画像診断用ソフトウェアを開発しており、内視鏡画像診断用ソフトウェア「gastroAI-model G」は、内視鏡検査中に肉眼的特徴から生検等追加検査を検討すべき病変候補を検出し、医師の診断補助を行う内視鏡診断支援システムで、対策型胃内視鏡検診サポートサービス「gastraBASE screening」は、胃内視鏡検診と二次読影のデータを共有できるWEBサービスで、業務効率化につながる対策型胃内視鏡検診サポートサービスを提供している。

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★ 創業者の多田智浩氏は、東京大学医学部、大学院卒業。ハーバード大学医学部に研修留学し、2005年に東京大大学院で博士号を取得。翌06年に胃腸科・肛門科のクリニックを開業し、患者の負担を減らす内視鏡技術などの研究を重ねた。当時は医師が手作業で1日あたり数千枚の画像診断をこなし、作業量が多い点を課題に感じていた。2016年に、AI研究の第一人者として知られる東大の松尾豊教授の講演を聴き、「AIによる画像認識能力が人間を上回り始めている」という説明に刺激を受けた。AIを活用すれば医療現場の負担を緩和できると感じ、17年に会社を興し、2019年にはAI医療機器協議会を設立した。

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◆ 多田智裕氏が語る内視鏡AIの未来は、全世界における「がん見逃しゼロの実現」を目指すことで、内視鏡とAI(人工知能)を組み合わせることで、医師の作業負荷を軽減し、内視鏡検査の質を向上させることを提唱している。また、2030年までに海外売上高比率を5割以上に高め、格差のない医療の世界を実現することを目指している。具体的には、AIを用いて内視鏡画像の診断を支援し、がんの早期発見を可能にすることで、医療の質を向上させ、医療のアクセス格差を解消することを目指し「医師とAI(人工知能)による診断を当たり前にする」先駆的取り組みを標榜している。

❤  医療AIは、ゲノム医療、画像診断支援、診断・治療支援、医薬品開発、介護・認知症、手術支援など、さまざまな分野で活用され始めているが、その中でも、最も活用されているのが画像診断支援の領域だ。
医療AIは、医師の業務をさまざまな面からサポートすることで、医師の過重労働の改善にも貢献できる可能性があるが、AIは特定の分野でのみ活躍する「特化型AI」にとどまっており、幅広い分野にわたって能力を発揮する「汎用型AI」には至っていないそうだ。 同社の取り組みが拡がりを見せながら、世界を変えて行ってほしい。
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎AIメディカルサービス コーポレートサイト
https://www.ai-ms.com/
◎「がん見落としゼロ」最新AI医療(FNN)
https://youtu.be/47xCl16dBJs?si=t9gGAEpY0liEpZPL
◎AI医療機器協議会
https://aimd.jp/

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