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一見CSRにも思える取り組みが実はCSV

一つの国を動かす真摯で尊い取り組み・・・こんな事ができるんだ!
★今日は共創の時代・・・ソーシャル・インパクト(2)

<王子ネピア>
王子ネピアは2008年から「nepia千のトイレプロジェクト」を始めました。
”トイレと水の問題で失われていく命を守りたい”という理念の基、国際的な社会貢献活動の一貫として取り組まれたプロジェクトです。

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2002年に独立したばかりの若い国「東ティモール」は、農村部は特にインフラが整っておらず、屋外排泄が原因で、下痢をはじめとする病気になり、命を失う子どもたちが後をたちません。東ティモール全土にトイレ普及させることで理念を実現させたい!
結果13年間(2021年まで)で68の村・425集落に2万2千件のトイレを作り13万4千人の人々がトイレを使えるようになり、5歳未満の死亡率が36%改善しました。
東ティモールで、国が衛生環境改善活動として、2024年までに屋外排泄をなくし、全国で衛生的なトイレを取り入れることが国の具体計画として決まり、これをもって「nepia 千のトイレプロジェクト」は活動を終了しました。
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一見CSRに見える取り組みも、ビジネスベースでnepia製品の購入で売上の一部をプロジェクトに寄付し、購入者はプロジェクトに加担するというCSVのアプローチを創造しています。このように消費者が気軽に社会貢献できる仕組みをCRM(Cause Related Marketing)といい、社会課題解決のために営利企業のマーケティングの力を活用し売上やブランド向上をめざす手法です。

王子ネピアの活動は国際課題を消費者と共に解決しながらもビジネスの発展と進化をもたらすメーカーのCSVの取り組みの一例です。

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え~と 王子製紙のカジノ狂いのアホな元会長のことは思い出さないでください・・・会社が違うので
さぁ次はどんな取り組みを始めるんだろう。興味津々です。
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎nepia千のトイレプロジェクト
http://1000toilets.com/
◎千のトイレプロジェクト・メッセージムービー(Youtube動画約1分)
https://www.youtube.com/watch?v=brrYetAFUbw


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