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地域の道路交通安全というコア理念が開発への力になる



風雪地域や夜間の安全性を担保する製品の開発

★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(107)

<理研興業株式会社>
 1949年に理化学研究所を母体とした企業の北海道営業所として発足し、1955年に設立され北海道小樽市に本社を置く、防雪柵・防風柵・道路用資材の製造販売をしている、資本金1200万円、従業員数23名の製造業だ。


主要製品の防雪柵は、冬期の吹雪対策製品で、風洞実験装置を用いて開発・検討され地域や道路環境などに合わせた対策をした数十種の防雪柵が開発販売されている。また、防雪柵のメンテナンスに係る各種製品やツールなども開発。 道路用資材として、鳥類ロードキル※対策のための「防鳥ポール」や積雪時に於ける道路の視認性を高める「カラー鉄線付きワイヤーロープ」、夜間や吹雪時の視認性を高める「導光型視線誘導標(光るワイヤーロープ)」などユニークで有効性のある製品づくりを行っている。
※ロードキルとは車両にひかれて死ぬ轢死、ぶつかって死ぬ衝突死他、道路による影響で野生動物が死亡することをいう。

さらに、道内各支庁の観測所および東北6件の観測所データを基に同社独自の解析による、吹雪時における正確な数値を提供する「冬期気象データ」の販売も行っており、直近過去15年間のデータを対象に吹雪発生を判定する「日別値」、日別値から年度別に集計を行って一覧データを提供する「極値」、日別値から吹雪判定された日の最多風向データを提供する「風配値」、極値よりまとめたデータを基に年度別補正値を提供する「確率補正」などを北海道および東北6県のデータを提供。誰でもいつでもオンラインで購入が可能だ。

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★ 同社は、1968年に業界で初めて鋼材で防雪柵の開発に成功し、国内で防雪柵の特許第一号を取得したメーカーで、以来、様々な防雪柵の開発・製造を行っており、設計調査から製造販売まで行うメーカーとなっている。防雪柵の技術から派生した製品の開発などにも取り組み、現在、国内21件の特許と15の海外特許を持っている。
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◆ 2019年には、令和元年度北海道新技術・新製品開発賞のものづくり部門で、同社の「ワイヤーロープ視線誘導標(光るワイヤーロープ)」が大賞に選ばれ、その翌年2020年には令和2年度北海道地方発明表彰で中小企業庁長官賞を受賞。その後2022年に、経済産業省特許庁において、知的財産権制度の発展及び普及・啓発に貢献のあった個人と制度を有効に活用し、円滑な運営・発展に貢献のあった企業等に対して表彰を行う「知財功労賞」を受賞。さらに、2023年2月には第9回ものづくり日本大賞・北海道地域表彰式において優秀賞を受賞した。

❤ 最初は防雪柵の製品開発だったのかも知れないが、風雪地域の道路の安全に係る取り組みの一点突破の事業開発に、潔さと心地よさを感じる。 「光るワイヤロープ」の発想や技術に新しいものは何もないが、「風雪地域の道路交通安全」というコア理念が、それを実現しその電源である再生エネルギー(太陽光発電)の設置技術やワイヤーロープ短時間敷設に伴うツールの開発など(下記リンクビデオ参照)隙のない製品として確立されていることが多くの人に伝わったのだろう・・・

ん~・・・なんか 安全をありがとう!
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎理研興業株式会社 コーポレートサイト
https://www.riken-kogyo.co.jp/
◎冬期気象データの販売
https://www.riken-kogyo.co.jp/weather_shop/
◎「光るワイヤーロープ」プロモーションビデオ
https://youtu.be/ZgPyBuy5fMc
◎光るロープ簡単に、小樽の理研興業が開発--北海道新聞
https://youtu.be/0P3Qek0uhyg

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