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シドニーで素潜りにハマっている話

素潜りを始めた経緯

人から聞いた話だが、マーク・マシュー(オーストラリアのビッグウェーブサーファー)がビッグウェーブで自信を持つためにおこなった事が3つあるらしい。

1. フリーダイビングの講習

波に巻かれてもパニックしないで長く息を止められるように。

2. ヨガ

体を柔らかく。

3. 感謝の気持ちを持つ

自然、家族、仲間、この瞬間に感謝の気持ち。

この3つだそうだ。

これを聞いた瞬間に僕は2017年2月にフリーダイビングの講習の予約をした。僕もいつかデカイ波に乗ってみたいのである。受講したのはApnea Australiaが主催する初級編の2日間のコースである。

簡単なコースの概要

Day1: 座学と講習

午前中は教室でフリーダイビングの座学。
フリーダイビングの科学、耳抜きの方法、安全にフリーダイビングを行うにはどうしたら良いか。安全面を中心にみっちり数時間教え込まれる。

午後はプールで講習。
息を長く止めるコツやレスキュー方法。水中で息を長く止めるにはコツがあって、誰でも2-3分はこの講習で息を止めれるようになる。

Day2:海での実技

10メートル程潜れて、バディーのレスキューが出来れば合格。
(僕は耳抜きが上手くいかずこの日は不合格。後日再チャレンジで合格)

この2日間で$550程だったので高いのか安いのか良く解らないけど、個人的には最高だった。ちょっと潜れるようになるだけでシュノーケリングも10倍ぐらい楽しくなるし、海遊びは危険も伴うので少しでも安全管理の知識があればリスクも減ると思う。

フリーダイビングからスピアフィッシングへ

講習を受けた後にしばらく地元のフリーダイビングクラブのトレーニングに週1回参加していた。
プールで息を止めて、泳ぐ。バディがプールの端を歩いて、失神したらすぐ助けられるように監視してくれる。

当時プールで泳がず浮いているだけなら息は4分ぐらい止められるようになったし、息を止めて70メートルぐらいまではプールで泳げる(フィンありで)ようになったと思う。

脳が結構酸素を使うので、息を止めている間はとにかく無心で、水の抵抗がないように体を流線形にして泳ぐのがコツだった。とにかく無心が重要なのである。強制的に無心瞑想状態なのでトレーニングが終わると凄くスッキリしたのを覚えている。

フリーダイビングクラブには結構スピアフィッシングをやってる人がいて、潜って魚が取れたら最高じゃん?と言う事で道具を一式揃えてスピアフィッシングを初めてみた。

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スピアフィッシング

シドニーのあるNSW州では遊漁料(年間$35)を払えば、海洋保護区を除いて、海で水中銃を使って魚を獲ったり、アワビや伊勢海老を素潜りで取ることが出来る。

かなり細かくルールが決まっていて、魚や貝の種類によって捕獲して良い数やサイズが決まっている。
例えばアワビだったら11.7cm以上で2個まで、メジナは27CM以上10匹まで、ヒラマサは65cm以上で5匹などなど。

とにかく安全第一に行えば、夜ご飯のオカズも手に入って非常に楽しいスポーツなのである。

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素潜りは4年ほど続いているので、来年こそはマーク・マシューさんの言っていたビッグウェーブで自信を持つための2つ目”ヨガ”に挑戦してみたいと思う。

それでは皆様良いお年を!










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