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あたまのなか@本

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読んだ本の感想や書評について書いています。1冊読んだら、1つ書く。
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#教育

自分自身の原則に従って生きる

「自分自身の原則を作ることができる。自分自身の原則に沿って行動できる」 この本で見つけた言葉だ。フィンランドの小中高で道徳に関わることを学ぶ科目に「人生観の知識」がある。(科目の名前が素敵!) 小学校の「人生観の知識」の教科書で使う教科書のとある章に上の言葉は書かれている。 自分の信念とは何か?何を大切にし、何を重きを置いて生きるのか? そう問われる気がした。 自分の信念が揺らぐ。何が大切で何からやっていいいのかわからない。 でも、私がこれまで生きてきて確実に言え

「自立」はストレスにもなる

「デンマークの高校生の自殺率は10%(統計を見たわけではないので、確かな数字ではありません)。たしかに、日本の様な暗記中心の受験戦争もストレスかもしれない。でも、自分のアイディアがいかに優れていてるかを見せなければならないデンマークの入試もストレスなんだよ。自分がいかに革新的で、いかにクリエイティブかを見せなければならない。」 2年ぶりに新宿の居酒屋で再会した、留学していたデンマークの成人教育機関フォルケホイスコーレの先生はそう口を開いた。 彼は10回以上日本を訪れており

システムばっかに目を向けていた

Learn betterという本を読んでいる。 冒頭に「これはアメリカの教育システムが悪いという話を書いているのではない。」みたいなことが書かれている。 この本は、学習論や学ぶ方法について書いてあるのだが、私が今まで目を向けてきたのは社会システムとか、教育システムだとかの話ばかりだった。 例え生きにくいシステムのなかでも、学ぶ方法を手に入れれば、自由になれると思う。 自分が生きたいように生きること、それを他人から認められることが「自由」だと思う。