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あたまのなか@食

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食事や料理について書いています。
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記事一覧

心が軽くなる「一汁一菜でよいという提案」

雑貨屋×本屋みたいなところで、たまたまこの本と出会った。 著者の土井さんの記事をほぼ日でいくつか読み、考え方が好きだった。 手に取ったときから、何となく長く手元に置いておく本だな、と思った(わたしは普通、本は読み終わったらサヨナラする)。 その直感は当たった。 「モノ」に関するバイブルがこんまりさんの『人生がときめく片づけの魔法』だとするなら、今の時点でこの本は「食」に関するバイブルだ。 「料理をすることは生きること」 縄文時代にまでさかのぼる人間と料理の歴史、日

温かい朝ごはんを久しぶりに食べた日のこと。

最近、自炊をさぼっていた。先日、いわあゆさんが主宰する「カラダメンテキッチン」のお味噌作りのワークショップで手作りの朝ごはんをいただいた。なんか、久しぶりに”手料理”というものを食べた気がした。 朝食を食べてたとき、ふと思い出した言葉がある。 ”外食はゴミだ。” ”ちゃんと自分で作った、できたてのご飯を食べなさい。 それが無理なら誰かが自分を思って作ってくれたものを食べること。” 昨年、心にグサッと刺さったnoteのひとつ「生活をサボるな。とインド人に叱られて二年経っ

「お腹を満たすごはん」と「心を満たすごはん」

ごはんには2種類ある。「お腹を満たすごはん」と「心を満たすごはん」だ。 「お腹を満たすごはん」は、コンビニとかスーパーのお惣菜とか。胃袋を満腹にするごはん。 「心を満たすごはん」は、自分のために作ったごはんや、誰かが私のために作ったごはん、誰かと囲んで食べるごはんだ。「心を満たすごはん」は自然とお腹も満たしてくれる。心を満たすごはんの魔法だ。 ここ数日は、「お腹を満たすごはん」ばかりを食べていた気がする。「心を満たすごはん」を食べよう。 子どもも、「乳

自然のものをいただく〜小川町オーガニックフェスに行ってきた

所属するオンラインサロンLifestyle Design Campの主宰・四角さんがアンバサダーを務める、小川町のオーガニックフェスに行った。 行った理由は… ・フェスやお祭りが好きだから ・オーガニックタウンが気になるから ・月1くらいで自然に触れたいから 東京から約1時間半。降り立つと、向かいに停まっていた電車が可愛くて、思わずパシャリ。 駅前の小さな商店街を越えてメイン会場へ。 四角さんが登壇するトークショーを2つ聞いていた。そのなかで心に刺さったこと、印象

作り手の顔が見える場所〜てとてと食堂

今朝は、朝活仲間に誘われ、てとてと食堂で朝ごはんをいただいた。 玄関の扉を開けると、リノベーションされたお部屋が広がっていた。まるで別世界に入りこんだようだった。 ▲朝の7:30です。 木のぬくもりで溢れるおうちは、ときめきが詰まっている空間だった。 ▲サラダをおいしそうに見つめるネコの花火ちゃん ▲サラダはそのあと、キウイフルーツのドレッシングをかけていただきました。サッパリして美味しかった! 「このお醤油は海外向けに〇〇さんが作っているんだよ。醤油差しが海外に

六本木ヒルズでゆったりモーニング

おはようございます。とにーです。 訪れたパン屋さんのモーニングが、Hygge(デンマーク語でほっこり、ゆったりの意味)すぎたのでお伝えします。 行ったのは、六本木ヒルズけやき坂テラスにある『ブリコラージュブレッドアンドカンパニー』。通り沿いにあります。朝8時のオープンに合わせ、人がちらほら見られました。 入口右手がパン屋、左手がイートインのレストランになっています。売っているパンをイートインしてもよし、モーニングメニューを頼んでもよし。 私はモーニングメニューの『クロ

お母さんは1日3食作らなくていい。

断食3日前の昨日は、1日2食だった。 お腹が空かなかったら、食べなくてもいい。 そう自覚したのは、一人暮らしを始めた大学生の頃だった。面倒くさかったり、お腹が空かなかったりして、朝ごはんや夜ごはんを抜くこともあった。 「1日3食食べましょう」 そう言うけれど、1日1食でも2食でも、何なら食べなくても、人間は生きていける。 お母さんも、奥さんも、無理して3食作る必要はない。 私の母は、1日3食用意してくれていたから、”何となく”食べていたけど、別に無理して食べなくて

海外での「和食が恋しい」の正体は、麹にあった!

扉を開けた食堂に並ぶのは、雑穀の入った黒パン、サーモンのソテー、ミートボール、チーズ、ビーツやズッキーニ…。 どれも食材も味付けも美味しい。だけど、味に深みがない。和食と何が違うんだろう? 2016年、留学していたデンマークで感じていた。 同じように、海外に行くと「和食が恋しい」と感じる人は多いのではないだろうか? ”和食ならではの味の深み”の正体が、3年経った今、明らかになった!答えは、そう麹(こうじ)だった。麹は、発酵食品のひとつである。 「和食が恋しい」に関す