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マッキントッシュC29 36年ぶりの再会!

36年前に長期のローンを組んで購入したアメリカ製のプリアンプ マッキントッシュC29 その頃は団地の1階、7畳半の細長い部屋でJBL4343と格闘していました。多分、音のことが全然わかっていなくて、ファッションで買っていたのだと思います。つまり、ブランドが第一ってことです。ろくに聴き込まないうちに、またも長期ローンでアキュフェーズのプリとパワーに変えていきました。オーディオ店にとっては実にいいお客さんだったのだと思います。マッキンのC29には、申し訳なかったです。

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今は昔とは違って、ブランド志向はありません。相変わらずお金もありません。(笑)縁があって友人からしばらく使っていいよと、貸してもらうことができたのです。36年ぶりに、昔の彼女にあってデートをしている気分です。相変わらず、派手でちょっと濃い、美人なんです。この左右シンメトリーのつまみレイアウト、何よりもフルグラスのこの美しいフロントフェイスは、オーディオルームの照明を落とすと一段と印象的、マッキントッシュの美しさ全開です!

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アナログプレーヤーが2台ある僕のシステムでは、このアンプのMM2系統のPhono入力は、とてもありがたいのです。モノラル用とステレオ用のデンマーク製のオルトフォンのカートリッジが接続できました。今までメインのフォノイコライザーアンプとプリアンプにはちょっとお休みしてもらって、この美人とのランデブーを楽しみましょう。パワーアンプは、これまたお借りしている真空管のアンプです。役者は揃いました!やっぱり、音楽はジャズを聴きたいです。濃くて、この上なくゴージャスなマッキントッシュサウンド!昨日までとは、同じスピーカーとは思えない、艶かしさが・・・・

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下のシルバーのアンプが、常用機のパルティータC2プリアンプです。品行方正のお嬢様って感じです。シミひとつない雪のように白い肌の女の子のプロフィールを想起させる、美しいアンプです。マッキントッシュは少しばっかり、濃いお化粧の手が届かない?!ちょっぴり派手な女性っていう感じがします。ちょっと、言いにくいのですが、パルティータC2はしっかりとブラウスのボタンをした子、マッキンC29は、ボタンを3つくらい外して、外人みたいに胸の谷間を誇示するタイプです。オ〜言っちゃった〜!恥ずかしい!健全な大人の音の浮気をして楽しみましょう。今年亡くなられた、オーディオ評論家 菅野沖彦先生が、高評価して自らもお使いだったマッキントッシュのプリアンプ、先生の録音されたオーディオラボのレコードをC29で聴いて、先生を偲ぼうと思います。友人のご好意のおかげで、とても、贅沢な年末年始の僕のオーディオライフです。

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これは、お借りしているラックスの真空管パワーアンプA3550の雄姿です。森岡さんありがとうございます。


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