Uberを英会話に活用する

ロサンゼルスで「Lyft」という配車サービスを使ってみた。機能は若干異なる部分はあるものの、Uberとほぼ同じと捉えて問題ない。

ただ僕としてはUberのUIよりもLyftのUIの方が使いやすいと感じたので、滞在中はずっとLyftを使っていた。配車サービスって日本では使う機会がないので多くの気づきが得られた。

実際に使ってみた感想と活用の仕方を書いておく。結論としては今後海外に行く際には積極的に活用したいサービスということだ。特にフリー時間がないときほど移動効率を高める手段として最適だ。

配車サービスのイメージがわかないこともあるだろう。ざっくりタクシーとの違いとしては、事前に目的地を登録して値段も分かっているので、そのやり取りの手間がないということ。

タクシーだと行き先を伝え、支払いは目的地への到着後だ。海外であればボッタクリにあう可能性だってある。この不安もLyftやUberも解消してくれている。

続いて、配車サービスとタクシーのメリデメを整理してみる。個人的な解釈なので人それぞれあるとは思う。

▼配車サービスのメリット
・目的地をドライバーに伝える必要がないので、伝達ミスが生じない
・支払い額は事前に決まっているため、ボッタクられない、かつ渋滞にハマってもメーターは増えない。
・価格がタクシー比較で安い。
・チップ文化があってもチップ代は不要。
・ドライバーの評価を見てYes, No選択できる。

▼配車サービスのデメリット
・すぐに目的地に向かいたい場合でも、タイミングによっては捕まらない場合がある。
・配車確定後にキャンセル代がかかる。

▼タクシーのメリット
・タクシー乗り場に行けば、すぐに出発できる。
・配車確定後でもキャンセル代がかからない。(かかることもある)

▼タクシーのデメリット
・目的地をドライバーに伝える必要があるので、伝達ミスが生じる可能性がある。
・支払いは現地到着後のため、ボッタクられる可能性がある、かつ渋滞にハマった場合にメーターが上がる。
・価格が配車サービス比較で高い。
・チップ文化がある国ではチップ代が上乗せされる。
・ドライバーの選択ができない。

僕がLyftを使ってみて良かったなという点は、ドライバーと英語の練習ができることだ。移動時間が30分だとすればその時間ずっと会話できる。(もちろん話をふっても反応が悪くラリーが続かない人もいる)

英語の練習ができると移動にプラスして得られるリターンが増えるため、費用対効果が高くなる。つまり安いお金の使い方ができるということだ。

もちろんこれはタクシーでもできるので、配車サービスでもタクシーでも変わらないが、移動は英語を練習する絶好の機会なので意識的に機会獲得に行きたい。

これって今回の例に限ったことではなく、「どうしたら使ったお金が安くなるか」について常に考えているかどうかだ。お金は使った金額の絶対値で高い安いが決まるのではなく、使い方次第で高くも安くもなる。

多くのドライバーがLyftとUberの二刀流でお客さんを探している。ドライバーへのプロモーションもあるらしく、僕が話したドライバーの方はプロモーションがある方を優先して使い分けるとのこと。おそらく単価が高くなるキャンペーンがあるのだろう。

お客さんはUberのユーザーが多いので、Uberを使う機会の方が多いとのこと。あと配車サービスは非ネイティブの方もやってあることが多い。

僕が利用した6回中4回はアメリカ以外であった。(2人は音楽ガンガンかけて話す気がゼロっぽかったので最低限のやり取りのみ)

4人は中国、韓国、アルメニア、韓国だった。アルメニアの人と初めて話した。配車サービスであれば英語がネイティブでなくともアメリカで稼いでいけるのか。

ただ現地に長く滞在している方たちであるので英語力は高いので練習相手としては全く問題ない。車もガソリン代も自己負担なので、初期投資とランニングコストはかかるが、働く時間を自分で選べるので、会社に勤めるよりも自由度は高い。

タクシーは会社員だろうからネイティブで、配車サービスは非ネイティブが多い棲み分けなのかもしれない。もちろんネイティブでも配車サービスでお金を稼いでいる人はいるだろう。

ただ、非ネイティブにも雇用の機会が作れている点でも配車サービスは社会への影響度が高い。ただ配車サービスから得られるのは話を聞いている限り50%なので企業側が持って行ってる額が大きい。

企業側もその50%でUIをより改善したり、ユーザーを増やす施策を行なってくれればドライバー側もお客さんを探しやすくなる。ドライバーも増えるのでどんどんプラットフォームとしての価値が高まる。

こういったテクノロジーはどんどん活用していきたい。あとロサンゼルスを周る際にチャットGPTで見るべき場所を聞いておいて回ることもできたなぁと今更ながら感じる。

あとはスクーター的なレンタルできる乗り物あった。ただリスクが高いところもあるので、移動のメリットよりも事故が起きた際のデメリットの方が大きそう。ただ、移動手段の引き出しとして持っておきたい。

一回の旅でも、新しいものを試してみることで多くの気づきが得られる。食わず嫌いではないけど使わず嫌いは気づきの機会損失なので、とりあえず試してみてから判断してみよう。

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