マラソン運営のキャッシュポイント設計

京都マラソンのキャッシュポイントの話。完走記念メダル刻印プレート(公式記念品)があった。名前、完走時間、ゼッケン番号が刻印される。

完走記念メダルは完走者全員がもらえるのだが、裏面は真ん中が四角くくり抜かれている。そこにはめ込むプレートだ。

価格が1,500円なので、お手頃。パーソナルベストを達成した人は記念に買ってしまうかもしれない。僕も初めてサブ3を達成した大会として、形に残しておきたくすでに注文した。

完走メダルのパーソナライズはニーズは高いと思うので、ここの取り組みは評価できる。完走メダルに自分の名前やタイムが刻まれればそれは世界に一つだけのメダルになるから。

地元によりお金を落としてもらうこと、大会スポンサーになる意味を作り出している。

大会の運営委員会ってこういう設計をするのが本来の仕事なのだろう。どうやってスポンサーを集めてくるのか。スポンサーにリターンを提供できる場所を見つける。ここは頭を使う部分。今回はメダルに空席があったが、まだまだ空いてるスペースはあると思う。

スポンサーの数は大会エントリ費用にも影響してくるので、大会のエントリ費用を見ればその大会の運営委員会のビジネスセンスが見えてくる。

規模の割に高めの価格設定はスポンサーが集められていないと言うことだ。だからエントリ費用で予算を作る必要がある。

エキスポのような前日受付でゼッケン引き換え時にスポンサーのブースに無理やり導線つなげることを今回もやっていた。郵送すればいいじゃん!と思っていたが、スポンサーにリードとのタッチポイントを作ってあげふ運営委員会の配慮なのだろう。

ただ、正直どのブースも入る気がしなかった。ここはスポンサー側も予算を投下するところと思うが、まぁ現実としては難しいのかな。

あとは大会グッズもデザインがイケてないものが多いと感じたのは僕だけではないはず。エキスポではTシャツやら色々と売っていたが、地元の業者のデザインなのかカッコ悪い。

デザインはお金をぶち込むところだろう。集客は京都マラソンがしてくれるのだから、デザインで一目惚れさせなければならない。大会パンフレットはいらないから、大会グッズをカッコよくしてもらいたい。ここは改善事項。

あとは他の大会でもお馴染みの写真もキャッシュポイントの1つだ。ただ、価格設定が高めなので、何かしら付加価値がないと購入まで踏み切れない。

ゼッケンとかもオリジナルのものを希望する人も多いと思う。ここら辺もキャッシュポイントとしては空席である。

京都マラソンは完走メダルのNFTも配布しているし、キャッシュポイントの設計に関しては他の大会よりも意識が高そうだなぁと感じる。

特にNFTの完走メダルは僕が心から待ち望んでいたものだ。過去の記事でも、完走メダルの NFTがあればお金を出してでも買いたいと買いていた。

まだ有料にしてしまうと手を出す人が少ないから無料で配布して、安心感を与えてから有料に移行するのかもしれない。

カテゴリ別に、完走記念メダルサブ3、サブ3.5、サブ4のように完走の中身がわかるデザインにしてもらいたい。そして、SBT(ソウルバウンドトークン)にして譲渡不可にしてもらいたい。

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