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MLB現地観戦のただの感想と備忘

念願のMLB観戦を実現させるため、ソルトレイクシティでの仕事を終えてロサンゼルス経由で帰国。

僕は松井・イチローを見て育った世代で2000年代にMLBを見始めた。いつかは現地観戦したいなぁと思ってから約20年後、ついにその日がやってきた。

ドジャースタジアムでの観戦の感想と今後のために備忘を残しておく。現地時間の3/30,3/31の2試合観たが、両試合とも1点差ゲームの接戦、山本由伸の本拠地デビュー戦、大谷翔平の10打席を観れた。

◼︎アクセス

ドジャースタジアムはダウンタウンから車で10-15分程度の場所にある。駐車場が広く収容台数はディズニーランドくらいはありそう。

◼︎開場から入場まで
開場は試合開始の2時間前。すべてオンライン化されており、スマホがないと入場できない。チケット購入の際にはMLB Ballparkという公式アプリのダウンロードが必要。QRコードを読み取り機にかざす。

ドジャースタジアムの持ち込み荷物の検査は厳しい。バッグは透明のものであれば持ち込みできるが、それ以外のバッグは禁止されているようだ。食べ物の持ち込みは可能でお菓子を持ち込んでいる人もいた。

昨年もロサンゼルスでNBAのレイカーズの試合を観た際に厳しかった。アメリカのスポーツ観戦はセキュリティが厳格のようなので荷物はホテルに置いておく必要がある。僕は財布とスマホとポータブル充電器のみ持ち込んだ。

1試合目はフレディフリーマンデーでボブルヘッドがもらえた。前日はドローンデーだったらしい。ドジャースタジアム(MLB)では結構な頻度でこのようなキャンペーンをやっているようだ。

◼︎試合まで
ドジャースタジアムでは1階席以外は行き来自由。なので2階席に降りての写真撮影も可能。今回は思いつかずにやれなかったが、4階席に上がってスタジアム全体と背景を撮影したら綺麗だっただろう。次への宿題だ。

1試合目は3塁側(ドジャースベンチ)の3階席、2試合目は1塁側(カージナルスベンチ)の2階席で観た。個人の所感としては2階席はかなり近くで観れる印象。次回以降も2階席を中心に探したい。

レフト側のパビリオンシート

パビリオンシート(外野席)でも、結構近くに感じる。正しくは遠くに感じない。なのでホームランボールの獲得の可能性があるパビリオンシートも今後の選択肢に入る。

そして気づいた。多くの人がユニフォームを着ている。日本人だけではなく現地の人もかなり多くの割合の人がOhtani 17のユニフォームを着ており人気は日本だけではないことが分かる。

スタジアム内にショップが何箇所もあり、品揃えも豊富。僕もOhtani 17のレプリカユニフォーム(190ドル)を購入した。レプリカは前に背番号が付いていないが、前に背番号が付いているユニフォームを売っているお店も何店舗かスタジアム内にある。

◼︎試合開始直前
始球式と国歌斉唱とスタメン発表がある。国歌斉唱があるだけで神聖さが増す。スタメン発表ではムーキーベッツ、大谷翔平、フレディフリーマンの3人は特に歓声が大きかった。ここら辺でワクワクしてくる。

◼︎試合中

まず観客のノリが良い。ブーイングもするし、ウェーブを作ったり、電光掲示板に「Make Some Noise」と表示されればそれに乗ってくれる。日本と違って鳴り物の応援ではないので観客自体が自分たちでの盛り上げ方を知っている。

ピッチクロックに関しては、観客視点としてはもの凄く良いと感じた。プレイヤーファーストで考えていたのであまり賛成ではなかったが、やはりリズムが良いのは観ていてストレスにならない。日本でも取り入れて欲しいと感じた。

2試合目に運良くファールボールをゲットすることができた。ファールボールが向かってくるときはスローモーションのような感覚だったが、直前になるとスピードが速かった。

ライナー性ではなくフライ性だったので素手でキャッチを試み、一度はたき落としてから運良くゲットできた。

ファールボールをゲットすると周りの多くの観客が拍手してくれた。調子に乗ってボールを掲げて反応するとそれに対してさらに大きな拍手をしてくれた。

高揚感もあったし、この体験をできただけでも観戦した意味があるほど記憶に残っている。

ドジャースのT.ヘルナンデス(背番号37)が
打ったファールボールゲット
カージナルスのピッチャーはS.マッツ(背番号32)


試合を盛り上げる演出はNBAのレイカーズの試合と似ていた。イニング間は観客を含めたゲームであったりFAN CAMという自分のスマホで映している映像が電光掲示板にランダムで映るようなものであったり、試合が進行していない時間帯も飽きさせない。

そして7回表が終わると、ストレッチタイムと称してTake Me Out to The Ball Gameをみんなで歌う。これは誰もが聞いたことある名物曲。すごく幸せな気分になる。

スーパードジャードッグ

ドジャースタジアムと言えば名物の「ドジャードッグ」がある。スーパードジャードッグというアップグレード版もあり、値段はレギュラーと1ドルくらいしか変わらない。

こちらを選択。何が違うのだろう?ソーセージが太いようだ。

ドジャードッグは2024/3/30時点で約8ドル、スーパードジャードッグが約9ドル。1,200-1,400円ほどして日本感覚だと高く感じるがアメリカに滞在しているとかなり安く感じる。

スタジアム内に設置されている機械でオニオンとピクルス、ケチャップ、マスタードはセルフで好きなだけ足せる。オニオンとピクルスは手動でクルクルと出てくるので楽しい。

ちなみにビールは19ドルくらい。いまのレートだと日本円で3,000円近くするのでなかなか躊躇われる。

食費が東京の3倍くらいする感覚。アメリカのインフレーションと円安ドル高の往復ビンタを喰らう。カードの請求が怖い。

◼︎試合終了からUber乗車まで
UberやLyftにピックアップしてもらうにはスタジアムの駐車場にあるSunset Gateという場所に向かう。

同様に大勢の観客が待っており、中には怪しき運転手らしき人がしつこく勧誘してくる。試合終了後は激混みなので、スタジアムに入る交差点まで徒歩で向かい、そこでピックアップしてもらうのも良い。

UberやLyftのベテランはドジャースタジアムにピックアップに来るコスパの悪さを知っている。僕を拾ってくれたドライバーはドジャースタジアムのピックアップが初めてで予想以上の混雑だと言っていた。

▫️総括
今回2試合を観る機会があったが、2試合がベストな選択と感じた。1試合だと少なく感じられるし、3試合だと2試合目を油断しそう。

それに価格もそれなりになる。(今回のチケットは1試合25,000円くらい) なので集中して観れるのが2試合なのかな。次回も2試合は観たい。

そしてチケット購入時にアドオンでプレゲームツアーを追加できる。66ドルくらいでスタジアムをグルッと周りながら、ドジャースの歴史を説明してくれる。

ゴールドグラブやサイ・ヤング賞のトロフィーなどが展示されているエリアも案内してくれる。この雰囲気が素敵。

2試合目の前にプレゲームツアーを申し込んだが、すごく素敵な時間だった。特典として通常開場の人よりも早く入れてパビリオンシートに座りながら選手の練習を観れる。

運良く山本由伸の遠投と大谷翔平の投球フォームを確認しながらのキャッチボールを見ることができた。

また絶対この場所に戻ってきたい。そんなことを思わせてくれる場所と時間であった。

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