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ハーブの聖地で嗅覚を刺激する

岐阜県にあるハーブの聖地「恵みの湯」に行ってきた。毎年恒例の飛騨高山ウルトラマラソンの道中。

岐阜県はこれまで大垣サウナ、田辺温熱保養所、臥龍の郷、新岐阜サウナと行ってきた。

恵みの湯は未開の地であったので、今年はイクゾと決めていた。名古屋駅から名電各務原駅へ向かう。駅から徒歩10分くらい。

恵みの湯を一言で表すと「優しい空間」だった。サウナ室に入るとハーブの香りがする。嗅覚もしっかり刺激してくれる。

デジタルではやはり香りは感じられない。香りを感じるだけでもデジタルから抜け出せてる感覚が得られるのでリラックス効果が高まる。

緊張と時間を繰り返して自律神経をチューニングする。香りがあると弛緩がよりできる。現代生活で緊張状態にさらされる時間が長いため、ハーブの香りの偉大さを感じた。

毎時間30分にオートロウリュが行われる。しっかり熱い。間接照明で薄暗くテレビは消音で内省には最適。ここだけでもポイントは高い。おそらくハーブの香りを楽しんでもらうために、認知リソースをテレビに割かないような設計なのだろう。

個人的にはサウナ室にテレビは不要だ。だけど見たい層もいると思うので、あるのは良い。だけど音量については恵みの湯のように配慮してもらえるとありがたい。

思っていたよりもオートロウリュのハーブの香りは控えめ。ハーブは季節ものなので生ハーブで行われる季節もあるのだろう。ここはもっと"癖"があったら最高だった。毎時間30分だが、広い室内にロウリュが充満するのは5分くらいかかる。なので35分くらいに入るのが一番熱さを楽しめる。

水風呂は地下30mから汲み上げるかけ流し。かけ流しなので川上の方が川下よりも温度が低い。水風呂では比較的綺麗だという理由でいつも川上にポジショニングしていたが実は温度も変わるんだろうな。今更ながらここは新しい気づきであった。

汗をしっかり流していれば頭も潜って良いと明示されていたのは珍しかった。岐阜県は山が多いので本当に水の質が高い。シャワーも一瞬で水質の違いが分かるほど柔らかく水質であった。

内気浴、外気浴スペースはしっかり確保されていた。内外で15脚ほどだろうか。サウナ室のキャパは30人以上は入れそうなので、2:1の比率は素晴らしい。

昼間に行ったので日光浴しながらの外気浴。日光浴しながらだと体内時計もととのう感覚がして気持ち良さがます。しっかりセロトニンを出しておいて、ゆこれで今夜はグッスリ眠れそうだ。

たまたまなのか子供がおらず本当に静寂な空間であった。2時間入っていたが一言もこの間に会話が聞こえてこなかった。

外側に眠りの湯という名のハーブ湯がある。おそらく38-39度台のぬるめの温度。今日はよもぎの湯のようだ。横になれるので、手足を浮かせる浮遊浴が楽しめる。外気浴のあとにぬる湯に入ると不思議な感覚がある。夏は各施設でぬる湯が出てくるので、楽しみだ。

これが恵みの湯のUPS(Unique Selling Proposition)である。外気浴で休息したあとにこの眠りの湯がサイクルに加わった。3回ほど香りと浮遊を楽しめた。

眠りの湯に入るためにココに来たい。できればアカスリをしてアカを落としてから、ハーブ成分を身体に吸収させたいと思ったが、ココではアカスリは女性だけのようだ。

サウナを出ると食事場所へ。ジャズが流れる優しい空間。5種のハーブの唐揚げ定食。無料のほうじ茶もこれまた美味しい。サウナは脳の感度を高めると言われているので嗅覚も抑えるとリピートの理由になる。静かな空間で何時間でもいられる。近所にあったら間違いなくホームサウナだ。

アカスリで全身を清めたあとに自宅でよもぎ湯にじっくり浸かったりしたらそれこそ贅沢だろうなぁと感じつつあとにする。これから高山。ウルトラマラソン後は田辺温熱保養所だ。

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