あぁ神戸サウナ&スパに住みたい

心の声が漏れてしまった。

神戸サウナ&スパの魅力についてただ書き綴るだけの普通の内容。大阪マラソン遠征のため神戸サウナ&スパに宿泊。やはり、ここに総合力で勝る施設は僕は知らない。

2022年にフィンランドサウナをリニューアル。その際にクラウドファンディングで支援させていただいた。

クラウドファンディング支援者

クラウドファンディングには述べ905人が支援。支援者名が7Fの浴場エリアに掲載されていて嬉しい。

返礼品の「熱波師体験」の日程を大阪マラソンに合わせ予約。だが当時朝に電話が。熱波師の方が発熱してしまったとのこと。熱波師体験は延期となった。

電話口で「もともと宿泊予定だったので宿泊費お支払いしますよ」と伝えたところ、なんと先方都合のため宿泊費をフリーにしていただいた。

こんなことをされてしまったらファンになってしまうではないか。僕がファンになれば継続して利用させていただくのでLTVが高まる。サービス業って目先の取り分ではなくトータルで取り分を考える視点が大事だなとあらためて気づかせてもらった。

さらに当日現地に到着すると橋本副支配人がお出迎え。申し訳なさそうに謝罪して下さった。(そんな、、全く気にしてないのに。。)

37のロッカーキー

ロッカー番号は5037。この心配りが嬉しい。ホスピタリティの意識の高さを感じた。しかも5037ってロッカーが2列目の最も手前で利便性が高い。ここまで考えて設計しているのか。

そして階段で7Fの浴場に向かう。やはりそこにはフィンランドがあった。これこれ、この世界観。やはり他の施設とは一線を画す世界観だ。

金曜の夕方だけあって利用者は多めだが、問題なく座れる。30分に1回のロウリュサービスが行われる。本来ならば仰がせていただけたのだが、また次の日程をスケジューリングしよう。

やはりフィンランドへのリスペクトが随所に感じられる施設だ。フィンランドのサウナを体験したことのある人にしか作れない空間。

フィンランドのサウナを体験したことのある人とそうでない人が作ったサウナにはこんなにも差が出るんだなと感じた。

リニューアルしたフィンランドサウナは間接照明の使い方が最高。窓が小さく、サ室が薄暗い。フィンランドのサウナって窓が小さくて薄暗い印象がある。ドアを開けると2段ほど登る必要があり、座る位置に高さを作り出す設計になっている。

エレベーターに掲載されていたが内装設計の際に「天井までの近さ」「外光の遮光」にこだわったようだ。目的は発汗と内省促進だ。サ室の段の設計をする場合は、床からの距離よりも天井からの距離の視点が正しいんだなと学んだ。

天井までの高さが近くなるということは体感温度が上がる。なぜならロウリュは天井付近まで上昇するから。

視覚情報をミニマムにすることで内側に意識を向けやすくなる。サウナの機能がメディテーションに昇華されていっている。

これもフィンランドのサウナへのリスペクトとともに、実際に体験していないと作れないものだ。テレビもないので自分の内側に意識を向けられる。

僕も将来的にサウナを経営する際には、フィンランドのサウナを体験してからにすることに決めた。アウトプットは過去のインプットの編集結果。体験しているのとしていないのとでは生み出せる世界観が変わってくるから。

石を削ったトゥントゥの遊び心も凄く良い。表情もなんとも愛らしい。フィンランドサウナのバケツシャワーにも遊び心が感じられる。

そして、なんと言っても18-20時の「焚き火ナイト」のイベントがなんとも素晴らしかった。外気浴しながら焚き火を眺められるなんてこれ以上のリラックスがあるのだろうか。

サウナと焚き火によるリラックスの相乗効果が体感できたのは大きい。焚き火の香りも相まってそこにはヒュッゲがあった。

焚き火ナイトの時間と重なって、フィンランドサウナの小さな窓から見える焚き火に多幸感を覚えた。これこれ。昨年のGWの朝サウナでクラシックが流れていた旧フィンランドサウナでも覚えた感覚だ。

アカスリ&ヘッドスパで5,100円+1,700円。宿泊費をフリーにしてもらったのだからこれくらい返さないと申し訳ない。

ただ、アカスリ&ヘッドスパの空間は少し無機質に感じた。ここも木や植物の温もりや間接照明を使えると非の打ち所がなくなる。どこの施設もアカスリエリアが無機質なのは衛生面での理由があるのかな。

マッサージでは施術中のスマホ充電サービスもやっている。これはめちゃくちゃニーズが高いだろう。

理想を言えば、マッサージでなくとも、各ロッカーにコンセントが付いており、サウナに入ってる1-2時間でスマホが充電できればなぁとは思う。このニーズは高いはず。

5F-8Fまでの導線設計も最高。レストランの食事も美味しい。プレミアムシート(+600円)も参考になる。もの凄く落ち着ける空間。

食事も美味しく、名物の肉団子とビールは至高のひととき。小雪セットというハイボーとアジフライのセットも遊び心があって楽しい。

カプセルルームはフロント階から1階降りるだけなのもありがたい。同フロア間の導線設計ではなく、別フロア間との導線設計も考えられている階層構造。

また、神戸という土地柄なのか、グッズのデザインが非常に洗練されている。神戸サウナ&スパがクールに見える。これこそがブランディング。

別のサウナ施設も神戸サウナ&スパを参考にしたらもっとクールになるのになぁ。(どの立場からものを申してるのか)

スタッフTシャツにはSince1954の文字がある。僕の父親と同じなので68歳。これだけ歴史を紡いで来たのだから今後も生き残っていくだろう。

今後も神戸サウナ&スパに宿泊するために、関西のマラソンにエントリしたい。まざまざと神戸サウナ&スパの素晴らしさを感じさせられた宿泊であった。

あぁ神戸サウナ&スパに住みたい。

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