あれから2年。

今日。
11月14日は、忘れられない日。
良い意味でも、悪い意味でも。

まず、自分に嘘をついた日。

そして、もう戻れなくなった日。

彼とお泊まり旅行した日

いっぱいお金を使ってくれて
私は少ししか出せないのに
それでも良いって。

朝早くに集合して、
電車乗った。
電車の中は大勢の人がいて
窓際に座らせてもらった。

初めは緊張していた彼も
少しずつ解けてきて
目的地に着く頃には
笑顔になっていた。

窓から綺麗な海と山が見えて、
登山に行く団体さんが
どこで降りるかとか
話をしたりした。

目的地に着いて、
彼はポイント毎に居なくなって
たまに私を1人にさせた。
なんて事ない表情で帰ってくる彼。

何をしてきたのかわかる自分が
すごく辛かった。

歩く歩幅を一緒にしてくれて、
色んなところを観光した。

美味しいものも食べて、
信号待ちの時に目についた
結婚式の衣装。

「お前なら絶対似合う」って
言ってた。

ガトーショコラ食べてコーヒー飲んで
お泊まり。

、、、


おでんとか、ハイボールも
美味しかった。

朝起きた時に
彼は居なかった。

帰りの電車の中で泣いた。

この人と、一緒の幸せを
考えても、
きっと孤独の方が強いんだろう。
きっと、ひとりぼっちに
させられてしまうんだろう。

彼のエゴが満たされることが
目的で
「気持ち」はない人なんだろう。

それを、感じた。

言葉と行動が違いすぎた。

だから、私は彼と離れることを
電車の中で決心した。

当時の私は
彼の一番になりたかった。
1番になれた。
目的を達成した。
一生、忘れることはないし
初めて自分を大事にして、
もう傷つけたりしないって
思えた。

でも、彼といることが
しあわせではない。

だから、

ものすごく、過酷だけど、
自分の幸せを考えて
やめようと思った。
離れることを覚悟した。


あれから2年。
私は当時の夢、
それがかなって
ありえないくらい
幸せな毎日を送っている。
だから、ありがとうと
その頃の私に伝えたい。

彼を選ばなくて良かったと、
心から思える。

ただ、ひとつ、
彼は完璧だった。
理想だった。
だから、たまにその日々が
恋しくなる。

今も、頑張っている彼を
遠くから応援したい。

必要とするなら応える。

それでいい。
これでいい。

これが正解。

「好き」って言葉が
出てこない。。

これが素直な気持ちなんだ。



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