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「カムカムエヴリバディ」は「なつぞら」以来のGoodドラマです。

 自分はテレビドラマや邦画が嫌いです。好きな方には申し訳ありませんが、内容が低俗でくだらない。
 そんな自分でも、NHKの朝ドラや大河ドラマは観ます(観ないものもあるけど)。

 最近では、広瀬すず主演の「なつぞら」や、安藤サクラ主演の「まんぷく」がいいかなぁ、って感じですが、「なつぞら」は良すぎました。
 それを上回るのが「カムカム」です。

 数字(視聴率)で言えば、特に大きいものではありません。
 5ヶ月のドラマで、主人公が祖母、母、娘と100年を描ききるため、そのスピード感は大きく、観ていても小さなトラブルでイライラしません。

 何よりも100年を描ききることに成功すれば、様々な年齢層からの支持を得るでしょう。実際には爆発的ヒット作ではありませんが、100年を描くための伏線の貼り方が、大きな注目を得ています。
 そして、それぞれにヒロインがいるため、3人にヒロインによるドラマとなっています。

 安子(戦中~戦後)は上白石萌音がヒロイン。時代背景もあり、朝ドラ伝統的な悲劇的に表現されました。
 るい(高度成長期・深津絵里)には、戦後を引きずりながらも次の時代への橋渡しを演じたヒロイン。
 ひなた(オリンピック後の昭和~現代・川栄李奈)はバブルも経験し、今後どのように展開するのか楽しみです。

 今月に入り、戦前からのフラグの回収が速まっているようですが、朝ドラ特有の「最終月にはとんでもないトラブルが有り楽しくない」を周到するかもしれません。ただし、大阪局制作の朝ドラにその傾向は弱いですが。

 東京局制作のなつぞらの最終月は「ハッピー」を回収しました。今回もそれを期待しますが、祖母、母共に最終的には試練を経験します。
 ちなみに今日(3/3)の放送もそれを暗示しています。

 「カムカム」は老若男女問わずに、観る人をハッピーに、もしくは号泣させます。脚本が素晴らしい。
 NHKオンデマンドでもリアルに配信していますので、これは観る価値があるとお思いますよ。


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