見出し画像

いつかカメラの話をしよう ep2

 同タイトルのep1から10ヶ月が経ってしまいました。「いつか」どころの話しではありませんね。
 実は昨年体調を崩して、仕事を休職。カメラを持って歩くことなどほとんどありませんでした。
 メインのカメラはデジタル一眼レフで、レンズも明るいものを揃えていたので、重くてまともに歩くのが困難になり撮影からは遠ざかっていました。ミラーレスの手軽さもいいですが、ハイクラスの一眼レフのファインダーというものは今でもミラーレスには再現できないでしょう。でも標準ズーム付きで重量が2kg近いというのは修行です。

1.コンデジへのシフト

 昨年から動画というものにも興味をもち始めました。そこで4K撮影できる廉価なコンデジを購入しましたが、静止画も動画も写りは申し分ないものでした。このカメラのレンズはカールツァイスです。
 GoProも買ってみました。
 動画への興味は中途半端なものですが、小型カメラへの興味は増しました。

2.カメラは趣味の道具でもある

 GoProも持ってはいますが、だからどうってことはありません。Amazonで手に入る中華製のアクションカメラに比べると値段で3倍以上はしますし、性能や信頼性も高いのですが、自分にはそれだけでのことに思えてしょうがありません。
 もつ喜びが全くありません。

3.GRへの回帰

 じつは10年ほど前に、RICOHのコンデジGR DIGITALⅡという機種を持っていました。レンズは単焦点でズームはできません。当時で7万円以上しました。
 しかし、このカメラの描写能力、もつ喜びは最高のものでした。

GR DIGITALⅡにて撮影

 2008年の撮影ですが、今見ても素晴らしい描写です。
 とても素晴らしいカメラでしたが、経済的な理由で一度手放します。

4.デジタル一眼レフの時代へ

 2007年(?)頃のSONYα100の登場で、APS-Cサイズのデジタル一眼レフが、手に届くようになりましたが、実用性と言えばまだまだでした。
 α700の登場で、ようやくフォーカス速度、画質的に満足なカメラを入手することができました。ただし、この時代はコンデジの全盛期でもあり、各メーカー魅力的なコンデジをラインアップしていました。

α700にて撮影

 ところで、自分はアンチCanonです。ところがCanonはEOS50Dを発表。その性能と価格は、絶対王者と思われました。純正標準ズーム付きで購入。

EOS50Dにて撮影

5.デジタル一眼レフの最終形

 もともとフィルムカメラ時代よりのNikonびいき。
 MINOLTAがフィルム時代に、性能、デザイン共にNikonを圧倒していました。α9、α7の2台持ちでフィルムの時代を終え、MINOLTAの光学部門を引き継いだSONYに移行、アンチのCanonにも浮気をしましたが、その後デジタル一眼レフはNikonに回帰。何台かNikonの一眼レフを購入。Dの一桁シリーズは興味の対象外でしたが、最終的にはデジタル一眼レフの最終形と言われるD850 を購入。画素数は4000万を超えるし、とにかく重い。
 下取りが安いこともありますが、このカメラを手放すことはない(Fマウント交換レンズも含めたレンズたちも)。
 とにかく、一眼レフのファインダー画像は美しいのです。

D850にて撮影
※画素数が多すぎてシャープさに欠けています(無処理)

6.今のメイン機

 10年以上前に使ったGRが、昨年10月に新レンズを搭載して発売となりました。以前から画素もAPS-Cに大型化されていますが、伝統的に50mm換算28mm相当のレンズを、40mm相当のモデルを追加しました。
 フィルム時代の35mmカメラの初期の頃は、単焦点レンズを状況に応じて交換するか、特定のレンズでの撮影を身につけるか。当時は35mmは準広角と呼ばれ、コンパクトカメラで採用されました。レンズ交換が可能な一眼レフやレンジファインダー機でも、50mmでなく35mmをつけっぱなしだったユーザーは多かったはず。設計的に、歪みが少なく明るいレンズを作りやすかったです。28mmあたりから純広角レンズの扱いだったでしょうか?
 28mm相当のGRにも魅力を感じますが、50mmにより近い40mm相当のレンズを搭載したGRⅢxは大変魅力的で、発売と同時に購入しました(ズームができないし、レンズ交換もできないカメラとしては、高価です)。

GRⅢx
限定のリングを装着。カフェで使いやすいサイズ。
GRⅢxで撮影
GRⅢxで撮影
GRⅢxで撮影

7.デジカメの標準

 電機メーカーのPanasonic、SONYはカメラを動画撮影の手段として開発する傾向があります。Canonも放送映像品質を以前より求めています。全く出遅れたのがNikon。
 以前も書いたつもりですが、知識、技術を満載したカメラマニアでなく、普通の女の子たちがミラーレスを首からぶら下げて、インスタ映えとか、日常を撮影するスタイルが現在の写真界(カメラ界)を牽引しています。テレ朝の斎藤ちはるアナがその代表かも。
 廉価なコンデジが消滅したのは寂しいですが、(けっこう高価な)コンデジは今でも元気ですし、負け組NikonのZ-fc(中身はあのカメラだろ)が牽引するAPS-Cやマイクロフォーサーズが元気で、レンズメーカーが面白いレンズを発売しているのは、面白い。
 NikonのZ9でNikkorレンズが巻き返した感がありますが、膠着していたカメラ業界が面白くなってきました。
 公私問わずに、常時ミラーレスを首からぶら下げても今後は抵抗感が無くなるでしょう。だって、iPods Proをヘッドセット代わりにつけっぱなしでもいい環境ができています。これに文句を言う上司には、「はい、はい」と答えればいい。
 ポケットにはGRがいいですよ。日常を撮影する他に、今後必ず訪れる大規模災害時に、必ず役に立ちます。予備のバッテリーは、Amazonで構わないから。

このブランドのバッテリーは、信頼性が高いうえに充電効率がいいです。
おすすめです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?