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カナダで永住権を申請しました

※移民コンサルタントではないので、ただの個人の見解と経験談です。

カナダで永住権を取得するとなると、いろいろな方法があるんですが、今回はBC PNP(BC Provincial Nominee Program)というプログラムのSkills Immigration International Graduateというカテゴリーで永住権の申請をしました。

BC PNP Skills Immigration International Graduate とは
カナダBC州の公立カレッジ(または大学)を卒業し、現地の会社からジョブオファーをもらって働きはじめた人が永住権申請できるプログラム。

ざっくりとした流れでいうと、BC州がカナダ政府に「この人はBC州の経済に貢献してますよ」と推薦、カナダ政府がその人のバックグラウンドを審査して、最終的に永住権を与えるという流れです。

BC州からノミネートされ、IRCC(カナダ政府)への書類を提出し、現在、審査待ちの状態。この審査が最終なので、うまくいけば永住権がおりることになりますが、はたしてどうなることやら。不安はつきません。

永住権申請をしている人たちの掲示板では、よくタイムラインが貼られているのですが、私のタイムラインはいまのところこんな感じです。

2021年7月15日 BC PNPに登録(スコア:82ポイント)
2021年7月20日 Invitation to Apply(ITA)をもらう
2021年8月12日 BC PNPへ必要書類を提出
2021年10月14日 BC PNPから追加書類を求められる
2021年10月22日 追加書類を提出
2021年11月4日 BC州からノミネートされる
2021年11月23日 IRCCへの書類を提出

ITAをもらう

当初は、移民コンサルタントの方とお話して、保育士としての職歴を1年つくったあとにCanadian Express Entryという別カテゴリーで永住権申請する方向で動いてました。その当時もBC PNPを見てはいたんですが、自分の経歴ではITAのスコアが足りなかったため、「これは自分には条件が高いかも……」と候補から除外。

Invitation to Apply(ITA) とは
永住権申請はポイント制になっており、スコアが高い人から順に「永住権申請していいですよ」と招待されるようになっています。プログラムによって違いますが、たいてい学歴・職歴・年収・年齢・英語力などが、ポイントとして加算されます。

しかし、コロナの影響を受けてか、2021年7月頃にITAのスコアが格段に下がっていました。「もしかして私でもいけるんじゃないか……?」と思って、移民コンサルタントの方に連絡し、BC PNPのサイトに情報を登録。その5日後のドローで、ギリギリでITAをゲットしました。

BC PNPへ書類を提出する

ITAを取得したら、BC PNPへの書類を準備していきます。働いている会社から必要書類(推薦状や会社の設立情報など)を受け取らなければいけないんですが、かなり時間がかかりました。そしてやっと受け取ったと思ったら書類にミスがあるなど、ここからがストレス地獄肌荒れ大感謝祭のはじまり。

BC PNPの書類は30日以内に提出しなければならない決まりがあり、HRには申し訳なかったですが、リマインドの嵐でした。基本的にイミグレーション関連の書類を取り扱ったことがある人のほうが少数な気がするので(とくに会社のHR)、デッドラインを1週間早めで設定しとくと精神衛生上よいかと思います。

BC PNPへの追加書類を提出する

審査の段階で、BC PNP側から追加の書類を求められることもあります。私の場合、「ジョブオファーに公式のレターヘッドをつけてください」「今年、数人解雇されたようですが、その理由を教えてください」という2点でした。

私の友人二人も同じカテゴリーで申請していたのですが、ひとりは違う内容を質問され、もうひとりは追加書類を求められませんでした。提出した書類に不備がないのが一番ですが、審査するオフィサーによって求められるものが若干変わる印象です。

余談ですが、こちらは2週間以内に返信、かつ働きながら再度会社とやりとりしなければならなかったため、精神的にきつくて職場でメルトダウンしました。あらら。

BC PNPからノミネート/IRCCへの書類提出

書類を再送してから約2週間、BC PNPからノミネートされたというメールがきました。噂によれば、「ノミネートされればほぼ永住権は確実」と言われているようです。余談は禁物ですが、少し肩の荷が下りた気分。

ここから、カナダ政府の移民局(IRCC)に対して、永住権の書類を提出していきます。本来、私のカテゴリーは紙ベースでの申請になるのですが、今年2021年の4月から試験的にオンラインでの提出が可能になりました。

BC PNPは勤務先の会社にフォーカスした審査ですが、IRCCでは自分のバックグラウンドにフォーカスした審査になるようです。過去10年の旅行歴や居住歴、英訳した戸籍謄本(日本人はBirth Certificateがないため、その代わりの書類)、日本の無犯罪歴証明書などが求められます。

公式サイトには、永住権が下りるまで(おそらく紙ベースの場合)約24ヶ月かかると書かれており、かなり時間がかかるようです。2年てそんな……。オンラインで提出した分、少しはマシになるかと思いますが、掲示板を見る限り、「4月のオンライン申請分の審査がやっとスタートしたか?」という印象です。

永住権、無事取れますように!

コロナ禍で大変なこともあった反面、ITAのスコアが落ちて自分にもチャンスが回ってきたり、本来なら紙で申請しなければいけないところをオンラインで申請できたりと、「追い風ぴゅーっと吹いてんじゃんジャガーかよ」と思うこともありました。

やれることはやったつもりですが、正直、ここからの待ち時間が膨大すぎて、どうなることやらという気持ちですが、アップデートがあり次第、noteを更新したいと思います。

永住権、無事に取得できますように!!!


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