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うちの兄弟仲は最悪ですが…

私は弟と話が合わない…というか、話したくない。そんなに連絡を取り合うわけでもない。なぜなら歪んだ上から目線で断言してくるので話をしているとすごく不愉快な気持ちになる。

久々の会話のきっかけはコロナウイルスの補助金申請の件で弟から連絡があったことだった。2年ぶりくらいだったのと、私もここのところの自分の身の上に起こった色々ですっかり忘れていた。

近況の話を少ししてやめておけばよかったのに、雲行きが怪しくなって初めてあのどうしようもない味と臭いを忘れてうっかり口の中に入れてしまったと思った、、もうだいぶ遅い後悔です。走りだした列車は止められませんでした。

弟と話をしていると人はみな良心などなく、自分のことしか考えていない。よって人のことを助けようと思う人などいないみたいな考え方なので、うっかり聞き入れてしまうと自分の立ち位置がぐらついてしまう。

ボランティアする人は自己満足の世界の話だから。と、言い切っていた。…それもなんかすごい。
このコロナ禍で人のために自分にできることとお弁当を作っている方やマスクを作る方、それぞれ自分の特技や能力で人のためにしてあげられることを考えている。そういう人を自己満足と言いきってしまうその神経。ある意味そうなのかもしれないけど、それだけで人助けはやってられない。

ここで注意してほしいのは、他人より自分の方が大切ということは皆百も承知だということ。自分の基盤を揺るがされれば誰だって人より自分を優先する。だからと言ってそれを責めたりはしない。だってお互い様だもん。だけど、彼の言う自分のことしか考えないは10か0だ。人を見たら泥棒と思えというのを地でいってる。ともかくすごく偏った考え方をしていると思う。

ちょうど今読んでる闇金ウシジマくんの世界観にそっくりだなと思った。マンガというのはどんなにリアルでもデフォルメが入っているあくまで虚構の世界。でもそれを地で行くそんなマンガみたいな人が身内にいるなんて!笑。

話をするといつも必ず否定から入られるし、自分の意見が全部正しいと思い込んでいる。おまけに自分だけが苦労していると思っている。そういう発言を繰り返している。
家族では長らく就活し入った家族経営のスーパーブラック会社に勤めてから彼の性格は大きく捻れて歪んでしまったと話しているけれど、本人曰く、あそこで仕事をしたのは自分が変わるきっかけにはなったそうだ。

変わるきっかけ…

元々理屈っぽいところはあったし、変わった?ナナメからの物事の見方をするところがあるなと思うところはあったけど、まだ聞く耳があった。それが今や磨き抜かれてしまいもう誰にもどうにもできない硬~い芯だけが残っている。

いつものごとく、だんだんと穏やかな近況報告から一方的な批判になり、人格否定が始まり手痛くお前は甘えているとか、何にも学習しないから同じことを繰り返すとか言い方を変えて何度も言われてすっかり私はしょげた。おまけに

お前はさぁ俺の兄弟だから、傷ついてほしくないと思って言ってやってるんだよ?

こいつ…なんか別の意味で進化してやがる…。手に負えない方向に。人間的にはむしろ劣化という方が正しいのかもしれない。変に見映えのいい包み紙を添えてくるようになってるし。

最終的に私の近況報告は相談に乗ってやってるという風にすり替えられ、お前は何を言っても俺の言ってることは所詮分かってない。そうだね、とか言ってるけど本当の意味では全然響いてない。俺の時間を浪費されてて話しても無駄だということを思い出したということであった。
私も兄弟だからということで、分かり合える何かがあるかもしれないといつも思ってしまうのだが、結局はヤバい、味忘れてまた口の中に入れちゃったと吐き出す結果になる。

私には友達だから聞いてやってるなんて口に出したりしない、傷ついてほしくないから言うけどなんて言ってズケズケ土足で人を踏み荒らすようなことをする友人はいない。
親身に聞いてくれ、人の痛みにそっと寄り添ってくれる人がいる。時間の無駄とまで面と向かって言われてそこまでして聞いてもらう話も必要も特にない(笑)

いや、むしろその素晴らしい俺論で君はどんな素晴らしい人生を生きてるの?とうっすら思い始めていた。

最近、やはり人は財産だということをつくづく感じている。自分を信用していない人を信用しないと思う。人は合せ鏡だ。

という色々な思いが混ざりあってつい

昔から思っていたけど君は本当にヒエラルキーの底辺だね…

…出てしまった…。言っちゃったよ…笑
申し訳ないが、本当にそう思ってるし、実は前から思っていた。何のヒエラルキーなのか問い詰められたが、私も分からない。でもしみったれた底辺感を昔から感じていた。感じ始めた頃から溝が生まれ始めたように思う。

なんかあんまりよろしくない何かに好かれてる人だと思っている。だから同じ空間にいると何か似たような波動になりそうで嫌だなと思ってる(笑)

勿論激怒したようで、お前人のことをホントに下に見てんなとか、お前みてーなクズが偉そうにいってんじゃねーよ!みたいなことを言っていたように思う。なんか…すごい爪痕残しちゃったかね…。

君が「豊か」だと思う時間てどんなときなの?思わず聞いてしまった。でも大した答えはなかった。美味しいもの食べたとき?と疑問形で返ってきたが、奴はグルメではないし、食にこだわりがないことは知っている。ありがちな回答を予定調和みたいになぞっている感じがした。自分の答えじゃない。

半ば断ち切るようにじゃあ「頑張って」と吐き捨てるようにいわれたので「ありがとー😄」と電話を切った。

そしてこの件を別の兄弟に話した。

え?底辺?あっちゃ~、それ言っちゃダメよー😅
あの人プライド高いんだから。
あちらにとっては基盤を揺るがすことだから後は命のやりとりしか残らなくなっちゃうよ。
嫌な思いするの分かってるんだからあの人の話をまともに受けちゃだめだよ~

と注意された。

親がいなくなったときに兄弟としてやってけるか今から心配してる。本当に何言い出すかわからんよ?あの人。これからも兄弟として付き合っていかないといけないんだからさ、当たらずさわらずで近況とか話さなくていーのよ。嫌な思いするの分かってるんだから話しちゃダメなのよ

気にしたことなかったけど、先のこと考えてるんだね…。

そんな彼がわざわざくだんの弟の誕生日にケーキを買って出向いたら、お礼ではなく「社会人にもなって不二家のケーキってさぁ…」と言われたエピソードを披露していた。

しーーーん。救いようがない。

そんな目にあいつつも、コミュニケーション能力は兄弟のなかでもピカイチの彼はまた折に触れて手土産持って訪ねてみると言っていた。すごいな。

兄弟仲のよさそうな話は良く聞くけど、こんな感じの兄弟関係って当事者はどう扱ってるんですかね?

私は村井理子さんの「兄の終い」を思い出した。お互いに理子さんの立場になるのは悲しいなぁと。まぁ、そんなことを考えるのは私だけでしょうが。

私の長い文章をここまで読んでくれてありがとうございます。何か感じていただけるものがあったら嬉しいです。それがプラスのことならもっと嬉しい!