ご近所さんと仲良くなる【社内報】
倉敷美観地区。岡山県の中では特に観光客が多い場所だ。もちろんその周辺も人の流れは多い。
僕たち『とののベーコン。』も観光客が多い地域に本店を構えている。
出店してから早1年と半年。
村のような閉鎖的な文化が存在していることに気がついた。決してマイナスな意味ではなく、伝統や文化を守っていく上では当然のことだと思う。突然来た何処の馬の骨かもわからないやつにウェイウェイやられると街全体が困るのだ。
この街は自分たちで大事な情報を回している
ここに出店する前、かなりの期間空きテナントを探し回っていた。とにかく歩いて空いてそうなテナントがあればすぐにネットで調べたり不動産屋さんに電話した。ところがだいたい空いてない。にも関わらず、新店舗はちょくちょくオープンしていた。
不思議に思っていたがそれもそのはず、人気な観光地の空きテナント情報が出回らないのは自分たちの仲良しの人たちで情報を回しているからだった。
自分の不動産物件が空いたら、知らない人を審査したりする手間も省けるから信頼している村の人にまず声をかける。
で、あれば村の住人に認定してもらうことが不可欠。
・何処の馬の骨かを明らかにする
・敵でないことを明らかにする
・〇〇さんと仲良し
・接しやすいやつになる
住人になるためのざっくりした条件はこんなところだろうか。不安にさせることは悪。
とにかく元気よく挨拶をし、ニコニコしていて掃除や雑用をしっかりこなす。地域のお祭りなんてあれば先頭に立つ勢いでスタンバイ。ただし、でしゃばらない。全員を立てる。できるだけ強い人となんとか繋がりを持って仲良くなる。
弟子や手下、下っ端のような存在になると可愛がられる。プロの下っ端を目指す。
ここがスタートライン。
結果が出ている風に見える事業者であることも大切。『ただ便利で元気のいいかわいそうなやつ』になるか『忙しい中なのに思いやりのある粋なやつ』になるか分かれる。
前者は前者でメリットはあるが、イケてるので後者を選ぶ。
テナントに入って1年半。
掃除しなくても良い共用トイレを、僕らのチームで毎日掃除し続けたところかなり距離が縮まった。みんながやりたくない仕事は率先して掴まなければならない。
『あいつに任せておけば安心だしめんどくさくなくていいや。』ってなる存在になることがこれからもっと重要になってくる。
これは僕ひとりではなく、チーム全員、事業の関係者全員で意識を深く共有する必要があるなぁと思っている。
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