やばいくらいに物価高なNZで予算$300以内でPCデスクをDIYした
こんにちは、突然ですが、PCデスクをDIYしてみました。
と言っても天板に足をつけただけのものなのでものとしてはまだ最小限なんですが、割と楽しかったので記事にしようと思いました。
どうして机を作ることにしたのか?
これまではかなり昔に買った家具用のダイニングテーブルを使っていたんですが、以下のような問題がありました。
机の下に反り防止用の部品がついているので天板下の有効活用が難しい
奥行きが深すぎて部屋を圧迫する
見た目やサイズが正直好みではない
機器類が増えると容易にテーブル上が乱雑になっていく
穴を開けたりする前提ではなさそうなので改造をしたときに強度がどうなるか不安
今考えると不満だらけなんですが、要は自分で好きにいじることができて、かつ、サイズも自分好みなものを作りたかった、ということです。
作るにあたって予め決めたこと、要件定義
PCデスクを作るにあたっって以下のことを予め決めておきました。
できるだけ安い資材で作ること
壁の幅いっぱいの天板を使う
天板と脚は着脱式にする
作る計画を立てる
家具を作るのに最適な開発メソッドはウォーターフォールですね。
要件はもう定義してるので、外部設計です。
なのでまずは細かな部品を検討していきます。
天板は2000x600x25
天板左右の脚は45x550x700
四角形の脚にする、おしゃれっぽいから
上下に薄めの板
左右に厚めの板
天板奥の足は45x1200x700
木材の部品は決めたので、今度はネジなどを決めます。内部設計ですね。
脚を作るためのネジ16本
天板と足をつなぐための鬼目ナットとボルト8本ずつ
机のガタつき対策や高さの調節をするために高さ調整のための足を六本と取り付けるためのスペーサー六本(必要なければ使わないでとっておく)
資材を買いに行く
詳細設計、開発ですね。
何をどのくらい買うのかは好みにもよるのでしょうけど、NZのホームセンターはいくつかあります。
私が住んでるあたりだとどころだと
Mitre 10
Bunnings
Placemaker
iTM
があります。今回はBunningsで全部揃えることにしました。なんとなくインテリア系のDIYに強い気がしてるからです。
買ったものと値段
そんなわけで買った資材と値段を書いていきます。数字は全部ミリメートルです。中学校の技術でミリメートルでかけと習ったことを忘れていませんよ、先生の名前は忘れたけど。
天板 x 1
脚(縦方向)
2.4mから縦方向の脚を3本ずつ切り出すので2本購入脚(横方向) x 4
横方向の脚は天板両脇の短いものを二つと天板奥の長いものを一つ作るので、内二本は切らないでそのまま利用、残りの二本から横方向の脚を2本ずつ切り出す
細かい部品としてはこの他に以下のものを買いました。
スクエアドライバー用のネジ (8G x 50mm)
50本入りのものを一つ購入インサートナット (M6、13mm、フラットサーフェス)
8個入りのものを二つ購入天板と脚つなぐためのボルト(M6、35mm) x 10
バラ売りを十個購入ボルトと脚の間に噛ませるワッシャー (1/4" & M6) x 1
12個入りのものを一つ購入
これらを購入した合計金額は$295.14でした。$300以内に収まりました、やりました。多分幅2メートル、奥行き60センチの天板を持つテーブルをNZでこの値段で買うことはできないでしょう。そうであってくれ!
組み立てていく
買った木材を設計したサイズに切り出していきまずは脚を作りました。
次にボルトを通したい位置にドリルで穴を開けておきます。天板両脇の短い脚には3箇所、天板奥の長い足には四箇所開けました。
天板も規定のサイズに切ったら足に開けた穴の位置を基準に天板に鬼目ナットの穴を開けて鬼目ナットをねじ込みます。
天板をBRIWAXで塗装します。
あまり調子に乗るとドリルが天板を貫通します。BRIWAX塗っている途中に気づきました。
各部品の単体テストも終わったので、結合テスト、検収です。
全て部屋に持ち込んだら天板と足をボルトで繋いで組み立て完了です。作った脚が自立するくらいに太かったので、天板を取り付ける作業は思ったよりもかなり楽でした。
試しにパソコンなどを置いてみたところ強度に問題はなさそうです。
こんな感じで机ができました。
今回使った工具は以下の記事にあるものだけでした。
思ったより使う道具の種類が少なくて驚きましたが、トリマーがあれば天板や脚の処理ができたのでちょっと心残りでした。まぁそのうちね!
感想
今回DIYでPCデスクを作ってみた感想は以下のとおりです
丸鋸や電動ドリルとガイドがあると素人でもそこそこできる感じで楽しい
切る位置が曖昧でミリ単位の誤差は出たけど結果的にはそこまで気にしなくてよかった。多分カーペットにおいているからだと思う。厳密に図ると傾いているかもしれないけど今は見ないことにする。結果的に高さ調整脚は使わなかった。
強度についてはよくわかっていなくて心配だったけどむしろ頑丈なテーブルができた気がする
PCデスクは横幅が広い感じに大きいほうが使いやすい
配線周りに改善の余地がある
トリマーが手に入ったら面取りをしっかりやりたいけど、当分先になると思う。
全体的に言うと机づくりは結構おすすめだと思いました。
今回はBUNNINGSというホームセンターで買えるものだけでテーブルを作った話でしたがいかがでしたか?なにか新しい沼に足を踏み入れたような、そんな気分ですが、今後折につけて改造していこうと思います。