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伊藤由奈ちゃんが結婚したと聞いて

お久しぶりです

こんばんは。
お久しぶりの投稿になりました。

私は初めて買ったCDが伊藤由奈ちゃんだったくらい、伊藤由奈ちゃんの曲と歌声が大好きでした。
だから今日、結婚のニュースを聞いてすごく嬉しくなりました。
それとともに、私が過去に経験した伊藤由奈ちゃんに関する出来事も思い出しました。
今日はその話をしていこうと思います。

アカペラに励んでいた高校生の時

曲が選ばれるまでの経緯

私は高校生の頃、合唱もやりつつ、ハモネプのようなアカペラもやる、歌ならなんでもありな音楽部に所属していました。
私はどっちも好きで甲乙つけがたかったです。
アカペラをやるのは大きく年に2回、定期演奏会の時と学校の文化祭の時でした。

私が2年になる春休みのこと、6月の文化祭へ向けた曲選びが始まりました。
私たちはアカペラに関しては、自分で曲を選んで自分でアレンジして楽譜を作るようにしていました。
だからこの作業は結構慎重にならざるを得ないのです。

1人の先輩が、「私、伊藤由奈のPreciousやりたい」と手を挙げてくれました。
私も大好きな伊藤由奈ちゃんの曲を以前からやってみたかったのですが、私はピアノすら弾けないポンコツ部員だったため、意見を言うことができずにいたのです。
先輩の意見はスルスルと通り、本番で歌う曲目として選ばれました。

良い加減のプレッシャー

練習もたくさんやりました。ミスはできませんでした。というのも、後日先輩から言われたのです。「tonoのためにPreciousを選んだようなもんだから、思いっきり歌ってほしい」と。
そんなことを言われてしまったら、練習にもさらに力が入ります。
当時、茶道部と兼部していて、同じく茶道部でもお茶会を開くために毎日練習があり、また進学校だったため勉強も疎かにできず、今思えば「よう生きてたな!」と思うくらい忙しくて、でも充実した日々が数週間続きました。

空気が変わる

リハーサルにて

文化祭本番前日リハの時のこと。
リハは他の運動部が活動をしている中、ステージを占領して行われました。
部の人数が少なく、マイクを使っての演奏だったので、ミキサーの調節なども必要でした。
とりあえず最初から最後まで一通り歌うことになり、セトリ通りに曲を歌っていきました。
Preciousはセトリの中盤ごろにありました。
先ほども言いましたが、人数が少なくてマイクがある、つまり1人1パートのところも当然ながらありました。
私のPreciousの担当がまさにそれで、ソプラノ2を1人で担当してました。

アカペラなのでハモっている部分の方が多くて、主線を歌うことはパートの音が低くなるにつれて少なくなっていきます。
私の数少ない主線で初めて歌う箇所がBメロ「I promise you  もう迷わない~」のところでした。

歌い始めた瞬間、それまでザワザワとしていた体育館が一瞬、静かになりました。
それは私が歌い終わるまで続いて、そのあとはコソコソに近いザワザワが聞こえるようになってきました。

あれ、私なんかミスした⁈

もともと自己肯定感がバリバリ低くて自信がないタイプなので、絶対に事故を起こしたんだと思って、その後の記憶があまりありません。

記憶を呼び戻してくれたのは、ピアノを弾いてくれていた先輩が声を掛けてくれたことでした。
「音楽部、こんな秘密兵器どこに隠してたの!もっと表に出すべきよ!」と凄い剣幕で言われました。ビビりました。

本番日

次の日。朝のHRは各クラスできちっとやって、それぞれの持ち場に行くというスタンスでした。
もう、凄い声をかけられてびっくりしました。
「昨日体育館で海猿の歌歌ってたのtonoちゃんでしょ?めっちゃ響いてていい声だった」とか、親にもこんなに褒められたことないくらい褒められました。
ここでやっと、「私、ちょっと自信持ってみてもいいかも」と思えました。

大好きな伊藤由奈ちゃんの曲を歌うことで、こんなにもたくさんの人から褒められる。こんなに嬉しいことはないなと思いました。

本番も無事に気持ちよく歌い上げることができ、満足でした。悔いはありません。あるといえば、ステージに乗せたのが一度きりになってしまったので、演奏会でも歌えたらもっと嬉しかったなぁとはちょこっと思います。

褒められた時のことを思い出してみる


人間、ちょこっと褒められるだけでこんなにも気持ちが変わるんだということを、私は伊藤由奈ちゃんの曲から教えてもらいました。
今でもカラオケの十八番は伊藤由奈ちゃんの曲です。Preciousは大事な曲すぎてあまり歌えません。

仕事でミスしてばかりでちょっと落ち込んでたけれど、明るいニュースが入ってきたことで、私の中の気持ちもちょこっと楽になった、そんな1日でした。

改めまして、伊藤由奈ちゃん、ご結婚おめでとうございます❤️

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