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騎手の移動について

〇はじめに

 2002年に後藤浩輝騎手が書かれた本の中に騎手の移動についてまとめられた文章がありました。

 この本の164ページから166ページまでです。
 その中のページを引用というか要約すると以下の通りでした。
水曜日 船橋騎乗→飛行機で新千歳へ→夜行列車で函館へ
木曜日 函館競馬場調教騎乗→美浦へ
金曜日 美浦トレセン調教騎乗→福島競馬場調整ルーム
土曜日 福島競馬場で競馬騎乗→函館競馬場へ
日曜日 函館競馬場騎乗

 その中で、今はなき夜行列車の移動や、盛岡~青森間の特急列車、ドラえもん海底列車の記述などがあり、当時としては一般的なことながらも20年前なので懐かしい気持ちとなりました。

 また、福島から函館までは今となっては新幹線ができたので北斗24号を滅ぼしたというか滅ぼさなくても札幌より遅い時間に出発しても当日に到着し、競馬場の調整ルームに入ることは可能であると思いますが、2001年なので新幹線はまだ八戸どころか盛岡どまりだったので、福島競馬場で12レースまで騎乗すると函館まで土曜日に移動し調整ルームに入ることができないという記載についても変化を思い浮かばせる記述がありました。

 ちなみに函館競馬場に移動した日は8レース13:45からの騎乗だった模様
(なので東京泊して羽田から最悪移動すればOKだったと思う)
 前日の福島11Rは大勝利でした。

おわりというのは忍びないので、騎手の移動についての記事をまとめてみた。

まずは記憶に新しい去年の記事

今年も(チャレンジするかどうかわからないけれど)チャレンジする対象である山田騎手とM・デムーロ騎手の移動についての記事。
まあ中京と中山の2場なので新幹線以外の乗り物(成田~中部の飛行機とか)使っていたら驚き。

2012年のトピック
2011年度の会計監査院による監査で指摘されたもの

読み解くと
・騎手の移動は自腹
・ただし、競馬実施日に調教に乗る騎手に限りトレセン内の調整ルームからの移動はタクシー手配
(美浦→中山・東京および栗東→中京・阪神・京都)

やって会計監査院に怒られたこと
・競馬場が終わった後の騎手に対してタクシー代を出していたこと
・地方競馬は調整ルームがなく決められた時間に行けばいいのに美浦→南関東4場、栗東→金沢・笠松・名古屋・園田・姫路へのタクシー代を出していたこと

読んでいて、栗東の騎手は小倉メインの時以外はトレセン内の調教ルームにいて調教に騎乗してから競馬場に行くことができるのに対して、美浦の騎手は福島・新潟メインの時は調教に騎乗してから競馬場に行くことができなくなっています。

 関東関西で競走日にトレセンで調教に乗れるのに差が出るので考えた方がいいと思いました。

ちなみに上述した山田騎手ですが、11r7着の1回の騎乗のため、賞金シミュレーターで確認すると騎乗で得た進上金と騎乗手当てから移動費を引くとプラスになるかならないかと思われる。

というか移動自腹なら競馬日に調教に乗る騎手の競馬場まで行くタクシー代負担させろよとも思った。

後移動中の騎手を見てもストーカーとかしてはいけませんよ。
俺がやりそうだが。

おわり




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