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野菜の栄養素の低下から考える、稼ぐ必要性について。
さわです♪
先日、知人を介して「栄養」についてお話する機会をいただきました。
対象は、20〜40代の働きさかりの社会人の皆様です。
そんな、日々をアクティブに過ごす方にとって「身体は資本」です。
健康の要素のうちの「栄養」について、お話したことを備忘録も兼ねて文字にしておきました。
野菜の栄養素について
野菜の栄養素は、過去数十年間でとても減少しています。
具体的なデータの一例としては、
2004年にアメリカの地球環境科学研究所 (Biochemical Institute at the University of Texas) のドナルド・デイビス博士による研究です。
この研究では、1950年と1999年の間にアメリカで栽培された43種類の野菜と果物の栄養価を比較しています。その結果、以下のような栄養素の低下が見られました。
栄養素の変化(1950年から1999年)
カルシウム (Calcium) 平均減少率: 16%
リン (Phosphorus) 平均減少率: 9%
鉄 (Iron) 平均減少率: 15%
ビタミンB2(リボフラビン) (Vitamin B2, Riboflavin) 平均減少率: 38%
ビタミンC (Vitamin C) 平均減少率: 20%
とても減っていますよね?
ビタミンCで例えるとするならば、今までは「みかん1個」で賄えていたものが、「みかん5個」必要になるということなのです。
![](https://assets.st-note.com/img/1717951724670-QYgKylhAK6.jpg)
また、イギリスの研究でも同様の傾向が見られています。
イギリスのデータ(1930年代と1980年代の比較)
カルシウム: 19% 減少
鉄: 22% 減少
カリウム: 14% 減少
マグネシウム: 24% 減少
ビタミンC: 20% 減少
なぜ?
これらのデータは、現代の農業技術の影響によるものと考えられています。例えば、収穫量を増やすために品種改良された作物は、必ずしも栄養価の高い品種ではないことが多く、また、急速に成長させることで、土壌から吸収する栄養素が十分でない場合があります。
栄養素低下の要因
集約農業
高収量を追求するために、栄養価よりも収量重視の品種が栽培される。
土壌の劣化
長年にわたる農業活動や化学肥料の使用により、土壌中のミネラルが減少する。
収穫と保管方法
収穫後の野菜や果物の保管方法や輸送中の条件によっても、栄養素が失われることがある。
これらの研究結果から、現在の野菜や果物の栄養価を高めるためには、根本的な解決が必要。
例えば、地球に優しく未来への影響まで考えた農業方法の導入、もしくは土壌の健康を保つ取り組みを取り入れる必要があるのです。
で、だからどうするのか?
もちろん、こういったデータには様々な意見があります。
大事なのは、まず「知る」ということ。
そして、自分自身で「何に価値ありとみなし、選択するか決める」ということ。
自分の身体や、これからの地球のこと。
そして、食べるものだけでなく、普段使うものまで!
細かい栄養計算をするのはタフですが、日々のお買い物に「オーガニック」を取り入れていくこと。
そして、サプリメントを賢く使って身体もねぎらう。
そのためには、稼ぐ必要があるなーーーーーーーーっと、改めて感じた一日でした。
さわ
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