ニートのつぶやき

ワナビというネットスラングがある。スクールカーストの上位層にギリギリしがみついている状態の人物を指す蔑称がもとにあり、現在5チャンネルでは小説家志望の考えだけで行動に移さない、口だけのやつへの煽り文句として使われている(主に私のような人物に向けられる)。ネットの普及により、SNSなどもそうだが一般の人がネットを介して業界にデビューしやすくなったし、匿名でチャレンジできるので敷居もそこまで高くはなくなった。特に小説ならネットに挙げ、コメントをもらいながら成長し業界に出るころには十分に実績と自信を持ち得ていることだろう。メンタルにやさしい構造が出来上がっていると思う。これは当然、隠れた逸材を探し出すのに一役買っていることと思うが、このことがアニメ原作として用いられる作品のハードルを下げすぎてしまっているようにも思える。まさにその根幹にあるのは大衆迎合主義であると考える(お前は誰だw)。
ただ、何事もお金を中心に仕事として動いていることを踏まえれば、仕方のない傾向だとも思う。潔白を訴えるプラトンのように、いくら先進的で魅力的だろうとも独りよがりでは伝わらない。こと芸術に関してはマイナーに魂を売りすぎるといよいよ金にならないから(私を含む一部のファンはきっと喜ぶ)、その傾向は決して理解できないものではない。ただ、マジョリティに媚びへつらった作品がつまらないというのでは、何とも言えない。特に(今期に限ったことではないが)、原作となる作品選びが短慮であるとしか思えない、おそらくダーツで決めたのだろう。今期のアニメを見てみれば、面白いものとつまらないものとの格差がひどい。アニメ業界に関することは知らないが、一応グッズやディスクを購入したりするお客様からいわせてもらえれば、、、、やめよう、きっとみんなお金がなくて困っているんだ。

だいたい、作画崩壊で内容の面白いアニメは原作がまだいいので声優さんのガイド音声として楽しむという需要も一定数あると思うし(え、みんなやったことないの?)、アニメ制作側も大変だったのかな~みたいな見方をすればいくらかは許容できるかもしれないが、原作が面白くないというのはいただけない。12羽で完結しきらなくって最終回が走馬灯になったりしてしまうのではなく、終始盛り上がりに欠ける展開や雑で矛盾のある設定などにはむかっ腹が立つ。いや誰か気づけよ!!!!

 小説家の皆さんを僕は尊敬させていただいているが、やはり作品はラストも肝心だし、どのあたりから発想し始めるのかと気にもなる。見切り発車で細かな設定などが定まるということはないと思うし、先にラストを作ってそれを目指してバックキャストの要領で考えていくことにはなると思うのだが。

どうなのだろうか、個人差でもあるのだろうか。


もういい時間なので二度寝することにする。

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