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統一すること・しないこと。

市内の学校で子供たちの筆箱を統一しようと言う動きが出ている話を聞いた。
どうやら◯印良品で揃えると言う話になってるらしい。
一体その動きはどうなんだろうか。

僕らの市は、他の自治体に比べれば、よく言えば自由な風土がある。
〇〇スタンダードということは聞いていなかった。
そこではスタンダードの作成も進んでいるそうだ。

初任者や経験が浅い人にとっての基準となるスタンダートであれば、そこから始めると言うとっかかりにはなると思う。
しかし、スタンダートを守るということが目的化してしまうと、おかしな話になる。
創造的につくっていく実践を否定されるような気持ちにもなる。
スタンダートだけやっていれば良いというような考え方にも繋がりそうだ。

そもそも、板書や筆箱の置く位置なんかを揃えるより、学校ではもっと揃えたことがいいことがあるはずだ。
僕らは異動しても、基本的に同じ市内で働く制度になっている。
だからこそ、異動しても事務的なことが変わらなければ、仕事がしやすくなると思った。
例えば
・校務分掌のナンバリング(ABCDの)、名称を揃える(学校行事部会などの)
・要録がハンコ入らず、印刷もせずということを揃える
・旅行命令簿のExcelファイルを揃える
・転出入の際のTo Do リストを揃える
・月予定のレイアウト
・特別教室の割り当て表
・学校便りや学年便りのレイアウト
・消耗品の注文表また注文の仕方
・会計報告のExcel

みんなで上げていけば、まだまだ揃えた方が働きやすくなることはありそうだ。

僕らの仕事で1番大事なところは子供たちの学びや成長を生み出すこと。
その部分は一人ひとりの教師が創造性を働かせ、新しいチャレンジをしていけばいい。
そのための時間を乱すために事務的な部分はしないでやり方を統一し、異動先でもやり方が変わらないようなシステムをつくっていけばしていけばいいと思う。

教育に直結する創造的な部分は横並びにしない。
創造的なことをするための時間を生み出すために事務的な作業は市内で統一していく。
この基準で考えてみたらどうだろうか。

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