養老保険を売るな!
初日からメンタルをズタズタにされた俺だったがマネージャーからは初月は絶対、養老保険は提案するな!と言われていた。
25年前の養老保険は予定利率も高く提案すれば断る人はいないくらい魅力的な商品であった。
おそらく友人にも付き合いで良いから一本入っておいてくれよ。と頼めば損得で言えば損はないから契約していたかも知れない。
銀行員なら貯金を勧めるのは簡単である。
でもマネージャーからは提案するな!と言われていたのは何故か?
万が一の保障を提案して納得して契約するのが大事なんだよ。
もし養老保険で簡単に契約を預かるなら保障を売れなくなるぞ。良いか!絶対養老保険は提案するな!
そして俺は養老保険を提案することを禁止され2日目を迎えるのである。
友人と気まずくなってもこんなんで挫けている暇はない
証券をFAXで送ってくれた知り合いのアポはビッシリ入っている。悩んでる暇等なかった。
とにかく動くしかないのだ
今日のアポは銀行員の時の後輩の女子である。
あらかじめ今契約している保険内容は分析してある。
独身女性だ。
昨夜の友人のように友達をなくすことだけは避けたい。
独身女性………
そして仕事が終わった後に喫茶店で待ち合わせし
いよいよはじめての独身女性。
ここで独身男性と独身女性の違いがわかるようになったのだ。
続く。
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