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渋谷いきもの会議2019に行ってきて最高になった話

<注意>これはいきもの会議2019のイベントにいったとにおがふっわふわの断片的な記憶を頼りに書いているレポ+感想のキメラです。個人的な偏見や間違っているがあること前提でお願いします。真に受けないで。あとこれ見たところで楽しさが100のうち10伝わるかぐらいなので、来年とかあったら本当に行ってください。

・いきもの会議の開催は2回目終わったころに存在を認知していてずっと行きたがっていたが、当日の夕方くらいまでいろいろ星の巡りが悪くて行けそうになくて諦めかけていた。しかし、夕方5時くらいに体調が悪くて行けなくなってしまった方が、親切にもお声がけしてくださって行ける流れになり、急いでお風呂に入るために脱いだ服をまた上から被り、渋谷までダッシュして行って、図々しくドカドカと入り込んだら、一人で行ったこともあり最前列真ん中に陣取ることができた。私はいいんだ、図々しいくても。どうせ空いているなら入った方が得じゃないか。


・始まるまで時間がまだあったので、家でやりそびれた薄暗い洗面器の前で顔面のいたるところに粉を過剰に吹っ掛けまわす行為をした。暗すぎてどれがどうなっているのかわからなすぎるので、ロフト9にすっぴんで来ることは本当にやめた方がいい。素材の味が前面に出さざるを得ない感じになったので。

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・品田遊さんの令和PC。最後まで慣れなかったし、これオフの日とかファミレスとかカフェで開いているとしたら本当に怖い。


・前半開始。突然ウルトラソウルの曲が大音量で流れる。ワクサカソウヘイさんがハイテンションで雨ニモマケズの歌詞で歌いながら登場。これ本当に大丈夫か?ここいきもの会議で合ってる?

「そういうものにワタシハはな り た い !!!」  \\ヘイ//

・歌い終わったワカクサさんからいきもの会議についての説明。いきもの会議というものは生きとし生ける全ての生き物が頑張って生命活動をしているからそれの打ち上げみたいな感じのアレで、参加者みんなが今日来られなかったいきもの(コアラとかコツメカワウソとか)の代わりに代表としてきているという感じらしいです。なんか腑に落ちない気もするけれども、そういう感じらしいです。

・そのあと、軽い自己紹介。その後乾杯になったのですがその時の掛け声が、

「生命誕生〜?」\35億年〜!/

「生きとし〜?」\生けるもの〜!/

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\\カンパーイ!!!//

で最高でした。普通にこの掛け声色んなところでやらせて欲しい。



・今年のいきもの会議も全体的に一人ずつ喋りたいことをパワーポイントにまとめてプレゼンテーションする感じの流れです。
・まず一人目はワカクサさん!ワカクサさんは腸についてのプレゼンテーションです。


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・去年は心は小腸にあり、その裏付けとなる実験もされていて

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例えばミミズには脳みそはないけれどどっちに行けばエサがあるかとかを判断できて、それは体全体にある電気細胞がそれを判断していたとか、首なし鶏のマイクが首がなくても思考をしたことが例に挙げられていました。

・そして抑うつ剤に使われている感じのなんかの成分が脳よりも小腸の方が圧倒的に多くて、そういった錠剤は脳みそじゃなくて小腸の方に行って効いてるらしいです。


・ここまでが去年までのお話。しかし専門家(小林朋道さん)が言うには

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「すでに古い」らしいです。


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・これは、ハリガネムシに乗っ取られたカマキリ(とキモさ中和のためにとなりに置かれた女優さん(名前私忘れちゃった☆)です。)です。このハガネムシは川の中で生まれて、そこからカゲロウなどに食べてもらい、その寄生されてるカゲロウが空を飛ぶまで成長した時にカマキリなどに食べられると、三ヶ月ぐらいかけてお腹から成長して、写真のようになるらしいです。あのような状態になるともう完全に人格(?)カマキリ格(?)はなくなって、ノソノソと輝いているものの方向(水)の方向に動いて行って、水のところまでたどり着くとハガネムシは、カマキリのお尻からゆっくりと出て(もうこの時点でカマキリは死ぬ)繁殖をするらしいです。この時点できっもいしこっわい。しかも、それが山のある時期になるとぐわ〜っとけつにハガネムシが刺さったカマキリが群れで川の方に下っていくらしいですよ。考えただけで無理~

・そのことからワクサカさんが言いたかったことは、
小腸の中にある菌が行動を変えることができる、つまりは

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という考え方。それマジ????


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・実際にアメリカのセレブは体調が悪かったり、精神的にダメになったときには、腸交換をしたりしてるらしいです。

・あと性欲が強い人は体内にいる寄生虫な量が普通の人より多いらしいので、

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こういうことらしいです。本当にこのイベント大丈夫なのか…?



・続いては、平井まさあきさん!

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・平井さんは本当におススメできる水族館として、福島マリンパークをプレゼンテーションしてくださりました。このおしゃれな外観で知ってる方も多いのでは?

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・最初に全部ネタバレしてくれる優しさが良いですね。大学の授業だったら滅茶苦茶分かりやすい。


・まず、珍しくいきものがしれっと展示されているといる例で「ニュウドウカジカ」が紹介されました。

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・上のはよくインターネットで見るニュウドウカジカ。このニュウドウカジカは水圧とか網とかで不自然にぶよぶよになってしまっているもので、

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・こっちの福島マリンパークで見られるニュウドウカジカは、水圧とかがちゃんとしたところで飼育されているので本来のかわゆい姿を見ることができるとのこと。しかも「インターネットで話題の!」とか出さないでしれっとひっそり飼われているらしいです。カッコいい!!


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・それと大水槽の前に寿司屋があって、それが美味しいらしいです。命の大事さを学ぶためにここに寿司屋があるらしいのですが、大水槽の魚をタモですくってかっさばいて出してるわけではないとのこと。

品田さん「それでも悪意が…」


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・それと、世界で福島でしか見れないクラカケアザラシ。飼育するのもとっても難しく、冬の時期にしか公開されないそうです。(夏の間は冷凍庫にコールドスリープしているらしい)

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・そのクラカケアザラシを平井さんが撮影したものを会場の皆さんで見たのですが、めっっちゃカワイイかったです…(会場のいたるところからわぁ・・・!という声がしていました)


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・アクアマリンふくしまでは珍しい深海生物も展示していて、その中で「サンゴノフトヒモ」をピックアップ。カワイイ動画の後急にグロいの出てきちゃうのなんなんだ。

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・しかも主食がイソギンチャクで上からかぶっと捕食するのもやばい。

・イソギンチャクもサンゴノフトヒモに上からかぶっとされないように考えていて、それで編み出した方法が

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上に乗ってマウントを取るという方法でした。最高。


・あと、平井さんが気になる魚として、ギンカガミをピックアップ。それと出会って欲しくない魚がルックダウンというらしいのですが、その二つの魚がもし、大海原で出会ってしまったら

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こうなって破裂するらしいです。ドクターマリオの世界観。


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・最後にナメダンゴがくっついている動画を見て終了しました。(結構早めに動画は切り上げられました)



・次に発表するのはワクサカさん!(品田さんは平井さんが終わったタイミングで一時退席していたので。)

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・ワクサカさんは、最近発売した新刊にも関係している鳥についてのプレゼンテーションをしてくださりました。


・鳥=恐竜というのは、結構昔から言われているのはご存じでしょうか。恐竜という言葉と鳥という言葉が別々にあるからややこしいのであって、

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こういう二本足で歩く飛べない恐竜(鳥)が絶滅して、

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こういう飛べるように進化した恐竜(鳥)だけ生き残ったというのが今の定説らしいです。このポーズをしているワクサカさん、良いですよね。

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それとこの時に品田さんが戻ってきて、いきものが大量に描かれたTシャツに着替えていました。一人NOT生き物は寂しいかららしいです。


・ここでワクサカさんが自分の推し鳥をいくつか紹介。

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・賢いヨウム(でっかいオウム)のアレックス。

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最後に遺した言葉が怖い。


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・動きがコミュ症のおっさんなアフリカハゲコウ。


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・求愛するときに顔についているBB弾みたいなやつがめちゃくちゃでかくなるヒョウモンシチメンチョウ。


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・子供と妻を守るために木の空洞に監禁して小さな穴から餌を与えている夫が死ぬと、その夫の友人が餌を代わりに与えるサイチョウ。

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・鳴き声が「キューイー」となくことから名付けられたキーウィ(果物のキウイはこの鳥に似ているから名付けられたので、こっちが先)


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・人懐っこすぎて絶滅の危機に瀕している飛べないオウム、カカポ(今回の利益の一部はカカポを保護する活動に寄付され、そのお礼の品のぬいぐるみを来年みんなで名前つけて愛でようという計画があるらしいです…)


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・今は絶滅してしまったが、肉が不味いせいですぐには絶滅しなかったドードー。


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・本を出版する程鳥が好きなワクサカさんが唯一苦手な鳥の、ドバト。不衛生極まりないし、大量にわらわらいるのがしきょいという気持ちは滅茶苦茶分かる。

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ここにもいるし…(伏線回収)


「天気の子」(都内が舞台になっている大人気映画)だってもっと都内の鳩環境に忠実だったら、

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こういうふうに、

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なっていたはずだったかも…?「今から鳩来るよ!」



・お次は品田遊さん!

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・最初に映し出された画面。さっそくかましてますね(始まる前にパパイヤ鈴木が大麻で逮捕されているか検索していたらしいです、逮捕されてなかったけれど。)

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・品田さんのデスクトップの壁紙。


・品田さんは動物のきもちを理解するためにワンちゃんの動画にセリフをあてようという企画です。(事前にワクサカさんと平井さんにもワンちゃんが何を言っているのか考えてもらったものに、声優さんに声を当ててもらっています)

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・動画に飛ぶためのリンク髑髏。

・多分この動画は上がる気がする(去年の猫散歩が上がっているなら上がるだろうから)ので、ここでは詳しくは言わなけれど、考えた人によって個性が出ていて全くの別物になっていて面白かったです。特に品田さんが一人ふざけて他二人に怒られていたのが印象的でした。



・今度はワクサカさんにまたバトンタッチ。変態(蛹が蝶になる方です)について語っていただきました。ワクサカさんは変態の境目のことを「中学二年生」として、そこに焦点を合わせたプレゼンテーションを行なってくださいました。

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・ペンギンの中学二年生。完全に「それ」じゃん。


・蝶々の中学二年生といえばさなぎ。さなぎは元々中に蝶々としての形が内在していて、さなぎになったときにだんだんと蝶として大きくなっていくらしいです。それを分かりやすくするために、それをあいみょん(芋虫)とタイガーウッズ(蝶)と置き換えて説明するとこうなります。

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あいみょんの中には元々タイガーウッズがいて、

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それがだんだんと大きくなって、

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最終的にあいみょんがタイガーウッズになって、元々のあいみょんは死滅する感じらしいです。(???)


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・最後に永遠に中学二年生として生きていくきいものの例として、ウーパールーパー(とどんなに売れても関西に留まる上沼恵美子)を紹介してワクサカさんのターンは一旦終了。



・次は平井さんの「おっしゃ!深海魚を探せ!」のコーナー。各絵に五匹づつ深海魚がいるので見つけるのですが、名称まで答えて始めて正解なので難易度が高い。とても高い。これは私の下手写より平井さんのツイッターから見た方が分かりやすいので、下からリンクから飛んで見つけてくださいね。

この中に深海魚5匹ずつ×2パターンいます

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オッケー深海魚!!!!!



・前半最後を飾るのは品田さん!品田さんわざわざ今回のいきもの会議でおまがりねこ(鍵しっぽの猫)の話をするために長崎に行ったらしいです。

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台風の日に。

成田からLCCで飛ぼうとしていたのに、電車は終日運休。台風自体はもう過ぎたので飛行機は定時で飛ぶので、仕方なくタクシーに乗り込むものの渋滞で全く動かないし、

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メーターの金額が凄いことになるし、

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空港着いても人が飽和しているし。

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それでもなんとか他の人の力を借りて長崎まで来たのにホテルに一晩中ハトいるし。という話で前半終了。後半に続きます。


ーーーここから後半ーーー

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後半スタートすると見覚えのある画面とイントロ。

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テンション最高で歌うワクサカさんと、

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端っこで盛り上げている二人。(詳しく見たい方はココ→で見ることができますので是非…)


・後半は品田さんの長崎旅行の続きです。長崎は昔東南アジアから来たネズミ取りに船に乗っていた猫が繁殖したためにおまがりねこが多いのですが、その中で特におまがりねこが多いのが今回の旅行のメイン池島です。行くまでに時間がめちゃくちゃ時間がかかるため観光客はそこまでいないものの、島には

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おまがりねこがたんたんまりまりいます。凄い行きたい。

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しかも人が来ても逃げないのでもふり放題。ただし野生動物なので、アレルギー待った無しなしなワイルドなもふもふ具合らしいです。

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・車がほとんど通らないために道のど真ん中でねっころがっているねこ。

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・それと池島は、元々炭坑だったこともありエモエモな風景が広がっています。

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廃墟であるのに、人の手でちゃんとお手入れされているのでどこをとっても美しい写真になります。


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・品田さん曰く、
「猫、錆び臭い工場跡、廃墟」=オタクのエモがすべて詰まっている=池島は

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ということらしいですよ。行った品田さんがそういうなら間違いない。


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・あと生徒が二人しかいない小学校の卒業制作。エモいが怖い。


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・最後の画像本当に何?



・最後の最後を飾るのはワクサカさん!
最後に発表していただいたものは「動物たちの青春白書2019」!ワクサカさんの新刊と同じタイトルですね。


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・アホウドリの青春。アホウドリの子供は無人島(外敵がいない、安全に子育てできる島)で育てられるのですが、飛ぶには少し重いぐらいまで成長すると親はどこかに飛んで行ってしまいます。しかし、子は親に飛び方を一度も教わらないのでエサの無い島から出られない子供はどんどん飢えていきます。そうすると段々軽くなっていき飛べるようになって、もう親とは一生会えないけれど子は群れとなって生きていくらしいです。こういうちょっと切ない感じの青春凄い良い。


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・ニホンウナギの青春。ウナギは今シラスウナギ(稚魚)が乱獲されているためにどんどん減ってきていて、その乱獲されたウナギはヤの者に養殖され、スーパーなどで売られていって爆速で喰われているらしいです。ワクサカさん的にはウナギはあんまり食べないで欲しいということだったので、これからはあんまり食べないぞ!


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・アフリカゾウは女性主体の集団で、基本的には群れで一生暮らしていくのですが、先頭を歩くのが一番のおばあちゃんが先頭を歩き、他の群れとは人間には聞こえないくらいの低い声で会話して水とか敵とかの情報を交換しているらしいです。

・そして、低い声の方が遠くにいても伝わりやすいということを今回実証するために、

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低い声で定評のある男性ブランコ(平井さんがやっているお笑いコンビ)の浦井さんにアフリカゾウ役になってもらい、色々な質問を会場の一番後ろからボソッと言ってもらいそれが聞こえるかという実験をすることに。どの質問もボソッと言っているはずなのに最前列からでも笑っちゃうぐらいはっきり聞こえました。因みに浦井さんは、フルーツ全般が苦手で、相方の台本を書く速さと優しいところが好きらしいです。


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・そしてワクサカさんから、今回の旅行記が面白かった品田さんに行ってもらいたいエモい島と、

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エモいホテル(タワーオブテラーの元ネタ(!)のホテル)を紹介。泊まってくれ〜!


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・最後にワクサカさんがめだかの学校のメロディに合わせて、ブルーハーツの「トレイントレイン」を歌っておひらきに。歌で始まり歌で終わるいきもの会議。


・イベント終了後サイン会があったので、一目惚れして物販で買ったワクサカさんの青春白書の本とカバンの中に何故か入っていた名称未設定ファイルを手に列に並ぶ。会場が次のイベントのために慌ただしくしていたのでどうせ流れ作業でパパッと書いてもらって終わりかと思ったら

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ワクサカさんにはバッチバチにサインといっしょにダイオウイカ描いてくださったり、一緒に平井さんのサインまでいただいちゃったり、

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品田さんには長すぎて途中省略されているキリンを描いていただいた。全員とも握手していただいたし、お話も短い時間しかなかったはずなのに沢山かまってくださった。今思い出しても、あれは本当に贅の極みだったな…

・本当にイベント最高に楽しかったです。来られなかった方にもいきもの会議がめちゃんこ楽しかったということを伝えたいと思い書き始めたのですが、最高に面白かったのに私の文章力ではうまく表現できなくて、泣く泣くカットした場面も多くありました。なので、今回来られなかった方は次回(来年?)があれば行くことを本当にお勧めします。堅苦しい感じなのかな?と躊躇う方もいらっしゃると思いますが、実際は堅苦しさは全くなくそうならないような工夫も沢山感じられるし、オモロに全振りでもなくちょっとした豆知識も学べる素敵な素敵なイベントです。

なので!


来年!


一緒に行きましょう!!!!


~終わり~

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