だれかと

誰かと笑いあっているときだけが正常な自分で、あとの自分はすべて異常。人とのつながりだけが私を人間にしてくれている。これからだんだんひとりになっていくとき、ちゃんと正気を保っていられるか不安。

老いた人が若い人と友達になりたい気持ちがわかりはじめている。老いるということは分かれ道のたびに仲間と別れ、どんどん一人になっていくということで、私の場合どんどん正気ではなくなっていく。
若い正気な人を見ると、自分まで正気になったような気がするのだ。
心の温かさ、血の通った感じを思い出す。

実際には若い人のほうが無慈悲だ。
老いた人を見ていずれそうなる自分の姿だと思える人はそういない。
大抵、自分とは関係ない別の生き物だと思っている。若者は老人になる前に死ぬつもりでいる。
いつかは支えがないと生きていけないタイミングがくる。それは全くふつうのことだ、いきものにとってはあたりまえのことなのだ。

五本指ハムスター✌🏻🐹✌🏻