絶対に殺さない

殺してほしいと言われて怒りに震えた理由は、この世のすべてを蔑んでいるくせにのうのうと甘い汁を吸って生きてきたような人にとって他者から与えられた死は被害者面をするために都合が良すぎる逃げでしかなく、必死で生きていたり、この世にあるものが愛おしくてしかたがないのに死ななければならなかったりする聖なる人々への冒涜でしかないからである。そんなやつのことは5000%殺さないし、狭い檻のなかでまぼろしに気づかず平和に終わってくれとおもう。土と雨に命を祈って生きている私たちには関わらずにひとりで、ほんとうの孤独のなかでけじめをつけてください。