あした、おきるのが

あしたあさおきるのが
すこしたのしみである。

あしたあさおきるのが
すこしたのしみである。

あしたあさおきるのが
すこしたのしみである。

あした

もし急にあの人が
会えなくなったらどうしよう。

すごく大きな流れのなかで
とほうもなく大きな流れの
ほんの泡沫のわたしたちは
どうしよう。
どうしよう、
わからない。
どうしよう、
抱きしめても握りしめても
絶対に解けてしまう熱。

悲しいような恐ろしいような、
時間をすすめる力の強さ。
絶対にとめられない。
悲しい、恐ろしい、
かわいいものをみると
なみだがでる。
なんでこんなにかわいいのに
いつか必ずなくなるの。
風が吹くと、
いつか生き物の神経だった
砂がまう。

感じているぼくは
どこにいくの。
ただ無機に還っていくんだね。
なんでこんなにくるしいの。
すごくむなしい。
こんなに強い感情もいつか
記憶もいつか
あの人になくされたり
ぼくがなくしたり、
いつかは、
だれもいなくなれば、
だれもいなかったことになる。
なにものこらない。
のこせない。

あしたあさおきるのが
すこしたのしみである。

あしたあさおきるのが
すこしたのしみである。

あしたあさおきるのが
すこしたのしみである。

あした

五本指ハムスター✌🏻🐹✌🏻