果てしのない道

目を覚ましたとき
果てしのない道の途中にいる。
だれかたちが生き死にを
繰りかえしてきたあとの、
これからも繰りかえしていく、
この道の途中で、
切れ切れの命の線を
見守らなくてはいけない、
そしてその一部品として
悲しみを積んで積んで
最後には手を離す、
離させられなければいけない、
果てしのない孤独。

美しく愉快なもので
きもちを満たす裏側に
夜は鬱蒼と広がっていて、
まだ優しい。
いつか無数のとげのある空と月が
ゆっくり降りてきて
すべてを飲みこんでしまう。
祈りたい。なにに?

どんなかたちの今になっても
変わらないものひとつほしい。
ここから先にすすむためには
永遠に
変わらないものひとつ夢。

五本指ハムスター✌🏻🐹✌🏻