予感

くちにだせないことを
ここに書きます。

子どものころよく感じていた
これからなにもかも
ひとつ残らず消えるという感覚が
なぜかいま
もうそんなこと忘れたはずなのに
もどってきている。
この星の水の循環。

これじたいは正しい感覚だけれど、
特段こわがるようなことではない。
あのころは、愛おしいことを、
すべてのいとおしいこと、
家族のこと、朝のこと、
音や光のことを、
すべて変わらないまま残したいと
思っていたので、
しかたなかったのです。

自分自身のこと、たまに相手のこと、
生かしてやることについて
考えているあいだに
すっかり忘れていたけれど、
いままたこの
これからなにもかも終わりますからね
よろしく
という前提が
ひっそりと背景になっていて
落ちこんでしまった。

楽しく過ごしていても
いつもそうなの。
かならず。
この星の肉の循環。

五本指ハムスター✌🏻🐹✌🏻