自動修復

光の円盤をみるために二つ折りの電子機械を開く。
PCをメディアを再生する機械としてしか使えていない生産性のなさよ……生産性のなさよ……せいさんせいのなさよ……のなさよ……なさよ……さよ……さよ……よ……よ……

NASAよ……。

高校に元JAXAの職員という人が講演にきた。先生が
「今日はJAXAの人が来るよ。すごいね」
って朝の会で言ったのを、クラスメイトが
「えっ……弱者……？　社会的弱者が……？」
と聞きたがえていたのが今でも大好き。
「弱者じゃなくてJAXA！　むしろ強者だよ、JAXAなんだから」と先生。たしかに。

弱者という言葉を先生は使わないんじゃないかな。

画面は真っ暗のままで、自動修復の準備をしていると表示したまま一日経ったりする。
なにか他の操作をしてはじめて修復された。自動修復の意味。他の操作とは、具体的には何度も電源スイッチをおしまくったり、それで現れたメニューからシステム修復を選んだり、それでも治らなかったからデータをすべて消して根本のシステムを再度インストールするようなことである。
もしかしたら教訓かもしれない。
自動で修復されるものなんてない。