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盛岡とその周辺の日々のこと

新湖月のおばちゃんに良くしてもらって、ブックナードの早坂さんとボーイズクラブの話をして、まだ観たことないけどパターソンのTシャツを買って、喫茶店でブローティガンの世界へ。朝は走った。夜の残り香のする繁華街はちょっと好き。

ジャズ喫茶に行かずして帰るのは、と入ったパノニカ、調子のいいマスター、歌うたいのえりかさん、与謝野晶子が好きなお姉さん、盛岡一のジャズピアニストさん、愉しい夜をありがとう☺︎

ティーハウスリーベも戸塚珈琲も。羅針盤も六月の鹿も。どこに行っても誰かとの会話があってありがたい、良い街だった~
街のどこを切り取ってもなんだか良い感じがしたし、中の橋と岩手銀行は通るたびに写真を撮ってしまった。(あと岩手日報のロゴが好き)

ああ帰りたくないなあと後ろ髪引かれつつ帰路についたのに、帰宅してみなとみらいの夜景を見たらやっぱり落ち着いてしまって、あれは旅だったんだなと我にかえった。
でもでも、また行きたいなあ、盛岡、気に入った🏔️

ちょっと語りすぎてうざいですけど、とりあえず今は買ってきた行者にんにくとこごみで山菜デビュー戦をしている🔪


盛岡から帰ってきてインスタグラムに残した言葉。
この言葉以上に何かを口にしたり形にしたりすることに違和感を覚えるくらい、あの空気が100%の思い出になった。あれから一週間、何度「盛岡に帰りたい」と思ったことか知れない。

盛岡のことに限らず、不思議とnoteに何かを残すことが億劫に感じる日々を過ごしていて、いまは少し無理やりに書いている。なんとなく、この場所から遠ざかることはしたくないから。

連休はインスタをあまり見ないようにして過ごした。一日一回、友達の投稿をチェックするだけ、これもなかなか気持ちが落ち着いた。

いかに、日々余計な情報に晒されているのかということが身に染みた。自分がインターネット上で発する言葉すらもノイズのように感じる。

本当は心地良い言葉にだけふれていたい。それは早坂さんや弥太郎さんや、この前読んだ土井善晴さんの文章であり、ブローティガンの不思議な物語もそうだった。
そんな弱い気持ちにむしばまれつつ、その気持ちは走ること、そして味噌汁をつくりご飯を炊くという本来の人間的な行為によって昇華させることにして、現実を生きようとしている。

たくさんたくさん本を読んでいて、スタンスが揺らいだり、また揺り戻されたり、そんなことで忙しい。いったん、2023年の5月は、そういう風に過ごしている。あまり引っ張られすぎないようにする。だっていろんな時があって、それはそういう時期として受け入れれば良いのだから。

ブックナードで、くどうれいん「わたしを空腹にしないほうがいい」を買うかなと思っていたけれど、結局買わなかったな。もう少し堅い本を選んだ。きっと、いまここに寄り添ってくれる言葉よりも、未来について考えるのにヒントをくれる人を探していた。

でもいまは少し、ここに寄り添ってくれる言葉がほしいかも。それでnoteを書いて、自分を癒しているのかもしれないね。こうやって書いていると弱い自分に気がついて、余計に弱くなっていくような気もしている。走ったほうが良かったかも。難しいな。

いったんこれにて、盛岡とその周辺の日々のことについては放出する。
お気に入りの本屋に寄って帰る。

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