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おかん留学/留学目的の再確認

留学目的の再確認

外国人と一緒にいるのが当たり前の生活が始まって、かれこれ半年。挫けることなく、なんとか楽しく暮らしています。最初は入国1ヶ月とかで環境に馴染めずノコノコ帰国することになるのでは?と恐れていたけど、そんなことは全くなく、毎日エンジョイしてます。

マルタに来た頃は、美しいマルタの街並みに感動して毎日バシャバシャと撮影していた景色も、いつしか日常の景色に変わってしまっている自分がいます。「いかんいかん!当たり前に思っているけど、これは当たり前じゃない」と思い直して、じっくりと眺めています。

優しい仲間にも恵まれて、この半年で世界中のたくさんの友達ができました。私はシャイではなく、とてもフレンドリーな性格です(←自分で言うな?)。昔から人懐っこい性格なので友達だけはたくさんいます(友達が大好きだから)。これだけ友達がいて、さらに半年も経てばさぞかし英語が話せているのでは?と思いきや、今だにチンプンカンプンです。なぜ?いまだに先週マルタに来たばかりです!っていうようなレベルです。

テストに3度も不合格になり、テスト恐怖症です。だからと言ってテスト勉強は嫌い。だからしない(←中高生か!)

テストに落ちたり、合格する友達をたくさん見送って、かなり凹んでいましたが、決めました。私のゴールはテストの合格ではなく、英語を話せるように!俺はなる!!それだけ!

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ま、これはテストに落ちている私を見て慰めてくれた友達の言葉です。留学にはそれぞれ目的があって、みんなゴールが違うんだから、あなたは今のまま突っ走りなさい!的なことを言われました。優しいねー。

「大学院に入学するために」「仕事の会議で英語を使うから」「TOEICの点数を上げるため」「オーストラリアのナンチャラがカンチャラ」「ケンブリッジのナンチャラがカンチャラ」などなど、友達の目標はみんなハイスペックです。

そうよね。私は、私のゴールを目指す!ってことで、友達に助けられながらも、未だイバラの道の上にいます。(留学が1年では全然足りないと感じてきている今日この頃)


日本人が英語を話せない理由

最近ようやくわかってきたのですが(今頃って思わないでね)、スペイン人とかイタリア人とか、ヨーロッパや南米の人たちはリーディング、リスニング、スピーキングが素晴らしいです。ペラペラと早口でテキストを読んでいきます。会話もスムーズに英語が出てきています。それは母国語がアルファベットを使っているからのようです。

だから何に対しても自信たっぷりで発言をしています。例え先生が「それはちょっと違うわ」と言ったとしても言い返す力を持っています。私はというと、そのスピードについて行くことだけで精一杯。日本人は文法は分かっているけどスピーキングができないというのはここだ!と思いました。(ちなみに私はその文法すらわかっていない)

最近、うちの学校は韓国人が増えてきました。韓国人は日本人と同じでリーディング、スピーキング、リスニングがすごく苦手です。でも文法はできています。まさに日本人と同じ教育を受けたんだろうなという感じがします。

韓国人は日本人ほどシャイではありませんが、ヨーロッパ人に比べたらやっぱりシャイです。スピーキングには自信がなさそうで、日本人のように遠慮をしています。アジア人は似てますね。


ヨーロッパから見たアジア人

ヨーロッパ人はというと、アジア人というくくりで日本人と韓国人の違いがわからないようです。日本人と韓国人が同じ言葉を喋っていると思ってる人は結構います。「おかん(日本人)、彼(韓国人)に日本語で説明してあげて」とよく言われるけど、いやー、全然違うんだよー。

韓国語と日本語はスピーキングもライティングも全然違うんだよと説明し、日本語とハングルを画像で見せます。

「どっちもヌードルみたいだね」🍜
と言われ、結局違いにはあまり気づいてもらえず(笑)

ヨーロッパ人から見たら日本語も韓国語もラーメンの麺のように見えるんだろうな。ま、私もアラブの文字はヌードルに見える。

マルタ語とイタリア語は似ているらしく、大体わかると言っていたから、それと同じ感覚なんだと思います。

※韓国人に教えてもらいました。
日本語と韓国語の似ている言葉は「カバン」「靴」「30分無料」「孤独死」


流暢に話すヨーロッパ人に騙されてはいけない

でもそんなヨーロッパ人のスピーキングにも注意点が。私のレベルのクラスだと英語を話しているようで、時折、英語じゃない単語(スペイン語とかイタリア語)が混ざっていたりします。「その単語はスペイン語よ!」って先生に指摘されることもしばしば。

そんなメチャクチャなスピーキングも楽しみながら毎日勉強をしています。まぁ私の目標は世界中の人と会話ができればなんでもいいんです。ビジネスで使うわけでもない。ただ単に世間話がしたいだけなんです。


うらやましいぞ。国が違っても同じ言葉

例えば、スイスにはフランス語圏とドイツ語圏があります。だからフランス語圏の人はフランス人と話せます。ドイツ語圏の人はドイツ人やオーストリア人とも話せます。スペイン人はコロンビアやペルー人と話ができます。

だけど日本語は日本人にしか通じません(涙)。
韓国人とも中国人ともまた違います。

だから国を超えても同じ言葉で話せているのが羨ましいです。日本人はそれができないから、英語を勉強するしかないのです。

私は英語でなんて言えばいいかわからない時に、その場に日本人がいたら「私はこういいたいんだけど、英語ではなんて言えばいいの?」と日本語で話して教えてもらいます。その言葉は、外国人にとって何を言っているのかわからない言葉です。

トゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥトゥ
って聞こえるらしいです。

逆に、イタリア人同士がイタリア語で話したり、スペイン人がスペイン語でペルー人と話し出すと、当たり前なんだけど「すごーい、何言ってるんだか全然わからない!でも通じ合ってる」って思います。そういう時に、「そんな人と毎日一緒いるのかー、不思議な体験だなー」って日々思いながら暮らしてます。

ほんの数ヶ月前まで全く違う遠い世界にいた人と同じクラスになって、友達になって、一緒に出かけたり、ご飯を食べたりするのが、やっぱり不思議。でもたまらなく面白い。こうして英語がわからないけど、外国人と一緒にいるのはインタレスティング。

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マルタの街はすっかりクリスマス一色でとても綺麗です。

クリスマスモードになったバレッタ


歩くだけで楽しい
昼間はこんな感じ。いつの間にかできていた観覧車
メリーゴーランドやスケートリンクもあります。
マルタのクリスマスマーケット(の一部)


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