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おかん留学/英語が通じないことで作られていく私のテキトーな経歴

自分のことを聞かれた時に相手にちゃんと理解をしてもらえるように、とにかくシンプルな英語で伝えています。というか、短い文章しか作れないし、何よりボキャブラリーが少ないってのが本当の理由。どんな英語を使って返せばいいのかわからなくて、わかる英語でしか返事ができない悲しい現実が偽りの自分を作り上げているような気がします。


私の趣味はソフトボール→野球へ

例えば、私の趣味はソフトボールです。これをソフトボールを知らない人に話すことになるので、面倒くさい。野球と似ているんだけど、野球とは違うんだとか、ボールの大きさが違う、ピッチャーの投げ方がそもそも違うとか、そう言う説明が大変!ってことで、私の趣味は野球ってことにしました。野球はみんな知ってます。私は野球のチームに所属していて、今も現役のプレイヤーだというと「Okanを怒らすとバットで殴られちゃうね」「そうだよ、気をつけてね」みたいな会話になります。うん、これはスムーズ!ってことで、私はソフトボール改めベースボールプレイヤーです。


仕事はグラフィックデザイナー

「What are you doing?」(あなたは何をしているの?)という質問は、「あなたの仕事は何ですか?」になるそうです。で、クラスメートが順番に、それぞれ仕事を言います。エンジニア、秘書、飛行機を作ってる、弁護士、税理士、石の会社を経営しているとか色々言うわけです。で、自分の番になり、しょうがないからデザイナーって言いました(デザイナーもピンキリ)。そしたら「なんのデザイナー?」と聞かれ、咄嗟に出た言葉がグラフィック。と言うことで私はグラフィックデザイナーです。


日本人の旦那さんはお金持ち?

今までどんなホテルに泊まったことがある?みたいな発表をするときに、昔行った海外旅行のホテルの話をしました。「そこはいくらだったの?高いでしょ」と言われ、焦った私はうまく言えず、「私はいくらか知らない。クレジットカードと言う名の魔法のカードで旦那が払ったから」(←嘘です。値段はしっかり覚えてる)本当は「ひょんなことでお金が浮いたから、その浮いたお金を使って泊まってみようってことになった」と言いたかったんだけど、そんな英語わからない。おかげでそこから日本人の旦那さんはお金持ちとなってしまった。ま、そう言うことにしておくか。


私はレズビアン?

スペイン人のフラットメイトと仲良くなって色々話をするんだけど、彼女は毎朝エクセサイズをしたり、プロテインを飲んでいたりするくらいなので、スタイルがスラッとしているんです。「毎日エクセサイズしてるから、そんなに綺麗なんだね」と言ったら、「あなたレズビアンなの?」みたいなことを言われました。レズビアンじゃないわよね〜(笑)と言ったのか、冗談だったのか、本気で言ったのかニュアンスが全然わからなかったんだけど、私も「違うよ」という返事をどうやって言えばいいのかわからず、私はレズビアンってことになってます。

と言うことで、たった4週間で、趣味が野球のグラフィックデザイナーで金持ちの旦那のいるレズビアン、というわけです。どんどん自分がテキトーになってきました。これも人生。ま、いっかーって感じです。

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