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QOLの話

先週の3連休、実家へ帰省した。その時に気付いたのだが、実家と寮の一人暮らしを比べると、QOL、生活の質が細かい部分を含めて圧倒的に差がある。

例えば、話し相手の有無だ。寮だと会社の人と廊下や食堂で顔を合わせることはあるが、大半の人とは挨拶を交わす程度の関係で、そこまで話す機会はない。

実家だと、父、母、兄弟がいて、それぞれと多種多様な話題で話すし、父と母が話している内容に入っていくこともできる。

それに実家だと仕事の愚痴を話すことができるし、家族は必ず自分の味方になってくれる。絶対に自分を否定しない存在がいることは本当にありがたいことだ。

他にも、実家は洗濯の頻度が高い。母が毎日洗濯をしてくれるし、パジャマも含めて全てを洗濯するため、毎日清潔な服に袖を通すことができる。

一人暮らしだと家事が面倒かつ洗濯機が共用なので毎日は洗濯しない。ワイシャツにアイロンをかけるのは嫌いではないが、洗濯はめんどくさく感じてしまう。

細かいところでいくと、実家では柔軟剤を使っているためタオルの肌触りがソフトだ。実家で洗濯されたタオルで顔を拭いた時にふと気付いた。

趣味の品が実家の自室にはたくさんあるが、寮の部屋にはほとんどない。遊び心のない部屋は退屈で無機質で、休日はどこかへ出るしかない。

あと、寮の建物は木造で機密性も低く、冷暖房の効きが悪い。エアコンの製造年が2000年代前半のため省エネ性能が多分低い。

最初は部屋がフローリングではなく畳なのもかなりマイナスポイントだった。夏は湿気でカビが来てしまう。エタノールを含ませた雑巾で拭いたらだいぶ抑えられた。

実家はリビングは二重窓だし、エアコンは新しいし、フローリングだ。冬はこたつがあって最高だ。寮の部屋はこたつを置くには狭すぎる。

ここまで寮をさんざんディスってきたが、ひとつだけ良かったことがある。それは寮で取れる平日の夕食が安くておいしいことだ。

もし食事がおいしくなかったら、寮をすぐに出ることを検討していたかもしれない。まあ、いずれにせよ転勤なり結婚なりをきっかけに早く寮を出たい。