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ストレス社会に生きるあなたへ

こんにちは!とんびです。

みなさんはストレスが溜まった時、どのように対処しているでしょうか?

今日はストレスについて考えていきたいと思います。

この本はストレスについても書かれています。
とても参考になるので、よかったら読んでみてください。


ストレスとは?

ストレスは、分けて見ることができます。

例えを使って説明します。

[例え]
部屋に虫が入ってきました。
ある人は、虫が大嫌い。虫を見るだけで恐怖で鳥肌が立ちます。
ある人は、虫が大好き。どんな虫が入ってきたのか、捕まえて観察します。

この場合、部屋に入ってきた虫をストレッサーと言います。

ストレッサーによって、脳内や身体内で起きた反応をストレスメディエータと言います。

虫が大嫌いな人は、恐怖や鳥肌が立ったことがストレスメディエーターです。

この恐怖や鳥肌が立っている状態に気づくことで、ストレスを受けていると理解できるのです。

同じストレッサーでも、捉える人によって、ストレスを感じるか感じないかが分かれます。

また、ストレッサーには、内刺激由来と外刺激由来があります。
過去に出た虫のことを思い出して、ストレスを感じる場合は、内刺激由来のストレッサーが作用しています。

ストレスの役割

ストレスは、生命維持のために必要なものです。

太古の昔、現代よりも命の危険にさらされることが多くありました。

そんな状況で、生命の危機を感じるとストレス反応が起こり、その時の状況を記憶して、同じ状況になった際、すぐに対応できるようにインプットします。

こうして命を守っていました。

現代では、命の危険が少なくなったので、この働きがマイナスに作用することがあります。

ストレスを感じたネガティブな出来事をいつまでも覚えていて、ふとした時に思い出して、嫌な気持ちになったことはありませんか?

それは命を守るための脳の働きによるものなのです。

また、何か「やばいぞ」と言葉では言い表せない違和感や感覚はストレス反応によるもので、この脳の働きで、直感的に動くことが可能になります。

こうしたストレスの作用を理解していると、学習などに応用することができます。

何かを記憶したい場合は、締め切りなどを設けて、ストレスを与えることで、素早く記憶の定着を図ることができます。

ストレス反応に気づく

ストレスの対処をする上で、自分の脳や身体でストレス反応が起きていることに気づくことが何よりも重要です。

ストレスがないと思い込んでいる人が、うつ病になりやすい傾向にあります。

ストレスメディエーターに気づいて、ストレスがあると自覚することで、ストレスに対処することができるのです。

情報が溢れている現代は、自分の内面の変化に気づきにくくなっているので、マインドフルネスなどによって、ストレス反応に気づく必要があります。

ストレスを学習に変える

人生で成功した経験がいくつかあると思います。
その成功を手にするとき、多くの人は、いくつかの失敗を経験しているはずです。

失敗した過程で、ストレスを感じることもあったことと思います。

成功して「よかった〜」とポジティブな感情が芽生えているときに、同時にネガティブな失敗体験を思い出すことで、辛い経験の先で、大きな喜びがあることを学習してくれます。

新たな壁にぶつかり、ストレスがかかる状態でも、こうした学習をすることで、折れない心を作ることができます。

ポジティブな面に目を向ける

できた部分に目を向けることよりも、出来なかった部分に目が向くのが、人間の脳です。

子どものできた部分よりも、できていない点ばかり気になり、指摘していませんか?

脳がそういうふうにできている以上、意識してポジティブな部分に目を向けなければなりません。

結果よりも、その過程からも学び、ストレスを味方にし、学習へのモチベーションに繋げましょう。

悪いストレスを避ける

望まないストレスや過度なストレス、慢性的なストレスは避けることが大事です。
怒られたことを思い出したり、どうしようもないことにイライラしたり、望まないストレスで頭がいっぱいになることはもったいないです。

注意を他のものに変えていきましょう。

過度なストレスを受けると思考が停止してしまいます。

「なぜ、あのときあんな対応をしたんだろう?」
「騙されるわけがないと思ったが騙された」

過度にストレスを受けると、不適切な行動を取ってしまい、感情に任せて行動してしまう状態になります。

過度にストレスが溜まっている状態を俯瞰的に把握し、どのような状態で、ストレス反応が起こるのか、認知することが自己成長に繋がります。

安心できるためのスキルを持つ

・あるものを見る
・あるものを食べる
・ある場所に行く
・ある人に会う
・安心できる人にハグをしてもらう

「自分はこれをすれば、心理的に安定する。」というものを持つことができれば、慢性的なストレスや過度なストレス状態から自分を癒すことができます。

普段から自分が安心できることを把握しておきましょう。

ストレスとの付き合い方

普段から自分の脳の状態に気づき、ストレス反応にいち早く気づくスキルを身につけることが重要です。
身の回りに起こる小さな良い出来事に気づく練習をしておきましょう。

勉強やスキルアップをする際、初めてのことにはストレスがかかります。頭がモヤモヤした経験はありませんか?
ここで勉強をやめてしまうのは、もったいないです。脳が新たな回路を作り始めているところです。

このモヤモヤした感じが出たら、「勉強できているな!」と思うようにしてください。

また、仕事や勉強など、嫌々することもあると思います。

そんな場合であっても、仕事や勉強をする意義や目的を深く考えて理解することで、ドーパミンが放出され、学習効率を高めてくれます。


「〜すべき」「こうに違いない」など、無意識にバイアスにかかっている場合があります。
人それぞれ、価値観は異なります。
広い心で、他者を見ることによって、不要なストレスを受けなくなります。
決めつけをコントロールしていきましょう。

まとめ

長くなりましたが、全ては脳で捉えていることが、ストレス反応を引き起こしています。

考え方や捉え方を工夫することで、ストレスは成長する上で強い味方になります。

自己の内面を深く知り、他者を俯瞰的に見ることで、不要なストレスを排除して、ネガティブなストレス反応を防ぐことができます。

自分を知ることが、ストレスへの対処で1番大切なことです。
客観的に自分を見つめ直して、ストレスを味方につけましょう!!









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