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創作の安全地帯 #クリエイターの避難場所


以前Twitter上でこんな募集をかけました。

諍いの絶えないインターネット上で「創作の安全地帯を可視化できないか」という取り組みです。

Twitter上で呼びかけをしてからの4ヶ月間も周囲でいろいろな出来事が起こり「 #クリエイターの避難場所 」があってよかった、との声を多数いただきました。そして、私自身も作ってよかったと感じた場面が何度かありました。ハッシュタグに賛同してくださったみなさまのおかげです。ありがとうございます。

これだけで安全な場所をキープするのは難しいですが、ある程度機能したようなのでTwitterからnoteにも展開することにしました。

以下、ハッシュタグの説明と使い方を解説します。


■ ハッシュタグ

#クリエイターの避難場所

■ クリエイターを取り巻く状況

創作物の発表や意見表明などインターネット上で活動すると、心を削る反応が送られてきたり、予期せず苦境に立たされることがある。

・本人に過失がなくても、コンテストで受賞する、人気が出る、などポジティブな理由から攻撃を受けることがある。

・交通事故を起こすのと一緒で、誰でも失言/誤解を招く発言をする可能性があり、そこから言い争いや炎上に繋がることがある。

■ 課題

それに対し現状は「創作者のセーフティネット」が存在せず、本人の心が耐えられるかどうかにかかっている。
仕組みとして成立したセーフティネットを作れないか。

■ 前提

#クリエイターの避難場所 は問題解決・争い解消を目的としたタグではない。味方陣営・敵陣営に分ける論争には利用せず、窮地に陥ったクリエイターの心の拠り所として使用する。

■ 提案

誰かがトラブルに直面したときに備え、ハッシュタグ #クリエイターの避難場所 をつけて、Twitterもしくはnoteで自分ができることを表明しておく。

トラブルの渦中にいると周りすべての人に見放されているように錯覚して孤独を感じがちなため、困ったときに頼れる人が事前に分かっていると安心。

■ マリナ油森の例

#クリエイターの避難場所

【条件】
noteもしくはTwitterでやりとりしたことがある人

※ Twitterで呼びかけたときは「相互フォローの人」としていましたがフォローに重きを置いていない(私のフォローが気まぐれで好きな人であってもフォローしていないことがある)ため条件を変更します。

【します】
眠れないときに相手できます。(日本の深夜帯対応可)
・話を聞く:求められなければアドバイスはしません
・絵しりとり

【しません】
・note/Twitterでの擁護
・敵味方を分ける行動

【やりとりの場所】
Twitter DM
Twitterアカウントをお持ちでない方はnote経由もOKです

こんな感じで表明します。

Twitterで表明してから今まで、

・心無いことを言われて傷ついた
・周りで言い争いをしている人がいて不安になった
・愚痴を言いたい
・なんとなく雑談したい

などの理由で「 #クリエイターの避難場所 」やってますか? とご連絡いただきました。
問題解決というよりは「困ったときに話せる仲間がいる」と感じられることを一番の目的としているので、そうやってタグを利用していただけたのが嬉しかったです。今後も気軽に連絡していただけたらと思います。


※ 4ヶ月間やってみて、必要としている人が必要なタイミングで使ってくれていると感じています。いまのところ負担になるほど連絡が殺到することはありませんが、自分の負担になったら本末転倒なので、キャパシティのない時期などは適宜【条件】の部分を変えます。

※ 「困ったときに話したいけどマリナ油森とやりとりしたことがない」方へ。私は初めましての方と深刻な話をする自信がないので「【条件】やりとりしたことがある人」としていますが、他に表明してくださっている方で「【条件】どなたでも」としている方がいらっしゃるのでご安心ください。また、フォロー外から突然話しかけていただくのは大歓迎です。いつでも話しかけてください。

【注意】

注意していただきたいことがあります。
この「 #クリエイターの避難場所 」タグは「一次避難所」として使っていただきたいです。

頼る側も頼られる側も依存しない。あくまでも、突然訪れる窮地に対するエアバッグ的な取り組みです。

誹謗中傷がひどい場合は警察や法律事務所へ。
心の健康が損なわれそうならば病院やカウンセリングへ。

ただトラブルに直面した瞬間は自力でそれら専門機関にたどり着くのが難しいため、1人で抱え込みがちになります。そこで #クリエイターの避難場所 を使って仲間に頼って欲しいです。 #クリエイターの避難場所 を頼って最初の衝撃をやり過ごしたあと、必要があれば専門機関へ相談してください。

相談を受ける側はくれぐれも背負いすぎないでください。深入りする前に専門機関への相談を促してくださいね。

4ヶ月やってみてこの取り組みが要因のトラブルは観測していませんが、万が一 #クリエイターの避難場所 タグが原因で生じたトラブルがあれば争いを大きくする前に私にご連絡ください。タグ発案者として、責任を持って調整します。

また、ハッシュタグに参加しないことを非情とは思いません。参加しなくても負い目に感じることのないようにお願いします。(こういう募集型のものは全員が参加するとバランスが悪いと思っているので、参加しない方の存在をとても大事に思っています。)

#クリエイターの避難場所 」は実験的な取り組みであり、これだけで盤石な安全地帯を作れるとは考えていません。

ただ、少しだけ安心を得ることはできるかもしれません。
Twitterやnoteで「 #クリエイターの避難場所 」をハッシュタグ検索してみてください。そこに安全地帯が可視化されています。


2021/4/7 追記:
著作権、誹謗中傷に関する注意喚起/対処法が記載された、note公式コミュニティガイドラインが発表されました。


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