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2023-01-15: こどもプレイエリア

子供がお茶を飲んでたガラスコップを床に投げ、パリンと割れた。

いくつかの鋭利な破片になるかと思ったが、実際には細かいクズみたいなガラス片が千々に飛散し、念入りに掃除機をかける羽目になった。
その過程で両手を怪我してしまい、現在私の手には「料理下手なドジっ子の手」みたいに絆創膏がベタベタ貼ってある。あぶねっ。


奥さんが手芸用品を買いたいというので、家族で複合商用施設に行った。
自分と子供は「こどもプレイエリア」みたいな、土足厳禁の全面クッション張りみたいな空間で奥さんを待つ。
奥さんの自由で開かれた買い物体験担保と、子供のHPを消費させる施策。

組織には似たような奴が何人もいた

Sound Horizon - 黒の予言書

「こどもプレイエリア」にはたくさんのわんぱくキッズと、ハイハイが楽しい元気ベビーたちがいた。

そして、彼らに同伴しているのは、みんなメガネをかけたアラサーと思しき男性たちだ。本当に判を押したように、おしなべてメガネパパばかりだった。自分もメガネパパなので、ちょっと笑ってしまう。

赤ちゃんのパパは、甲斐甲斐しく子供の運動を手取り足取り補助している。まだ立てない赤ちゃんからは、一時たりとも目が離せない。
しかし、3歳以上のわんぱくBoys & Girlsの親御さんたちは、エリアのすみっコに腰を落としてくたばっていた。彼らの子供は結構勝手に遊び回る年齢なので、親としても「一応ここにいますよ」って感じで静観きめこむだけで結構うまく回ってそうだ。

ドッグランのようにエリアを走り続け、壁(マットが貼ってある)に衝突し続ける我が子。何が楽しいのか大人にはよくわからないが、体を動かすプリミティブな愉しみを享受しているのだろう。
義務教育くらいまでは、私もそういった感覚があったような気もしないでもない。

こういう場所に幼い子供を連れてくると、聞き分けがないから「○○ちゃん、もう帰ろうね」が通用しなくて困る。だいたい延長申請される。
まあ、大人の都合で連れてきたり帰ったりしてるわけで、子供からすれば承諾しかねるというのは無理からぬ話だ。

輝きだした 僕達を誰が止めることなど出来るだろう

浜崎あゆみ - Boys & Girls


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