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2023-01-30: 13日の金曜日と寝かしつけ

宣伝から。

明日1月31日、上伊那ぼたん36話がマンガクロスで公開されます。
お待たせして申し訳ありませんでした。

あと、OTACOSという韓国のクラブイベントが2023年3月19日に開催されます。ソウルのalive hallが会場らしい。ソウルのことなんもわからん。。

私がイメージアートを担当しました。
もともと昨年10月末とかに予定されていたんだけど、梨泰院のハロウィン事故が起きてしまってリスケになったんだよね。

あらためて開催できて良かった。


週末、リビングで子供の面倒を見ていて手持ち無沙汰だったので、普段はしないんだけどテレビで映画を観た。
Fire TV stickが刺さってるので、U-NEXTあたりで適当に『13日の金曜日』(1980年)を選んだ。

『13日』シリーズは2009年に公開されたマーカス・ニスペル監督版しか観たことがなくて、今回が初見。
ていうかマーカス監督って『悪魔のいけにえ』もリメイクしてるんだな(『テキサス・チェーンソー』2003年)。あんな名作をリメイク担当するのすごいなと思う。否応なくオリジナル版のトビー・フーパー監督作と比較されてしまうわけで。

余談だが、かつて模造クリスタル先生がWebで公開されていた『コナミルク』という漫画作品がある。
作中、架空の映画監督・松本はジャン・コクトー『詩人の血』のリメイク映画を企画しているという話題が唐突に挿入される。
模造クリスタル作品のなかでもかなりマイナーな部類に入る本作だが、私は松本監督とインタビュアーとのやりとりが鮮烈に印象に残っている。
引用してみよう。

インタビュアー:どうして一番つまらないと言われているものをリメイクするんですか?

松本監督:そんなの優れた作品をリメイクしても本人に勝てっこないからですよ 違いますか?

模造クリスタル『コナミルク』

このくだりは(おそらく)ギャグなのだが、個人的に松本監督のセリフに対して感じるものがある。もちろん、松本監督の発言を真理だと考えているわけではないのだが。

閑話休題。
ショーン・S・カニンガム版の『13日』であるが、個人的には楽しめた。
もちろん、スラッシャームービーとしての新鮮さを2023年に本作に求めても仕方がない。無数のスラッシャームービーは、本作や『悪魔のいけにえ』、『ハロウィン』によってその型が確立されたのだから。
(その雛形形成はマリオ・バーヴァの仕事に依るところが大きいようなので、ちゃんと観てみたいんだけど、やはり配信されてないよね……)

おねえちゃんの裸が見られて、陽キャが雑にバンバン殺戮されていく。スラッシャーはまずもってこれでいいのだ。
周知のとおり、1作目の『13日』はジェイソン大暴れ映画でなく、ジャンルとしてはサイコスリラーであり、終盤の展開は月並みな話をすればヒッチコックの『サイコ』(1960年)などを彷彿とさせる。
誰が犯人なの~!? というミステリ要素があるんだよね。ここらへんは『ラストサマー』や『スクリーム』などを手掛けたケビン・ウィリアムソンのスラッシャームービーに系譜を感じる。うちの両親が公開当時よく観てたんだよな、この2シリーズ……。

ところで本作のオチに言及すると、私はダリオ・アルジェント『フェノミナ』(1985年)のオチを思い出すんですよね~。同じような映画結構あるはずなんだけど、なんでかな。


私が子供を寝かしつける場合、自分の腋を枕にして寝かしつけるのだけど、完全に寝落ちたかどうか毎回判断ができなくて少し困る。

眠りが浅いと、腕を引いた時に起きてしまって、はいスタート画面からやり直しみたいになるので。ファミコンのゲームじゃないんだぞ。せめてセーブポイントからやらせろ。

なんか、ドラゴンボールのスカウターみたいな装置で子供が眠ってるかどうか定量的に把握したい。「むっ、睡眠力5……ザコか」みたいな。
あるいは、完眠すると子供の体が発光するとか。ゲーム『メタルギアソリッド』には、形状記憶合金で作られていて温度変化によって形を変える鍵が登場する。あんな感じで完全に眠ったらゲーミングPCみたいに虹色に発光しないかな。そしたら分かりやすいのに。

で、寝落ちしたかどうか毎回わかんないので、脳内で架空の野食系YouTuberが「うーん、これちゃんと締まってるのかな~?」って言ってくる。別に活け締めしてるわけではないのだが……。
寝息が聞こえたら、ブラックジャックみたいに「南無三……」って念じながらゆっくりゆっくり腕を抜いて終わり。


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