#38 ブラジルの公立病院
嫁さんが風邪をこじらせた時のこと。
数日経っても扁桃腺の腫れと喉の痛みが引かず、薬も持ち合わせていなかったため、家から徒歩10分のところにある公立病院へ連れて行ってもらいました。
ブラジルの公立病院は、私たち外国人も無料で診察・治療を受けることができます。
ただし、患者さんが集中して待ち時間がかかったり、衛生面や設備で満足な医療を受けることが難しかったりします。また、日本語や英語での受付がほとんどないので、ポルトガル語がわかる方に付き添ってもらう必要があります。
そのため多くの外国人は、待ち時間が短くて設備やサービスの整った私立病院を利用するそうです。
今回嫁さんがかかった病院は、小さい子供からお年寄り、妊婦さんまで様々な人たちがいましたが、タイミングが良かったのか懸念していた待ち時間はそれほど長くなかったです。
そして、受付で症状を伝え、体温を計り、薬に対するアレルギーの有無などを聞かれ、その後診察という日本の病院と変わらない流れでした。
診察が済んだ後、先生が書いた処方せんを同じ敷地内にある薬局へ持って行くと、その場ですぐに必要な薬を受け取ることができました。
診察中も親切に対応してくださり助かりました。
細菌をやっつける抗生物質の他、鼻うがい用の生理食塩水と炎症をおさえるスプレーも用意してもらい、おかげで嫁さんは一週間かからずスッキリ回復しました。
本当に有難かったです。
*おしまい*