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【LAA】アンドリュー・ベラスケス・ビハインド・ザ・バック

こんにちはトナカイです。

2022年シーズン最初の大型連戦である20連戦が終わりましたね。個人的には20勝0敗希望だったので13勝7敗の結果に苛立ちを隠せない、なんてことはもちろんなくなかなか良かったと思いました。
ガーディアンズはスイープできましたしレッドソックスとレイズにはシリーズ勝ち越しですし。デトマーズのノーノーもありましたね。

ところで皆さん、ベラスケスのことは好きですよね?2021年オフにヤンキースからクレームしたアンドリュー・ベラスケス(Andrew Velazquez)です。

ニューヨーク出身、ヤンキースでMLB初ホームランを放つなどニューヨークを愛しニューヨークに愛された男でしたが今となってはアナハイムのアイドルに。
そもそもレギュラークラスでやってきてはおらず、2020年オリオールズで77打席、2021年ヤンキースで68打席と守備の良い控えユーティリティ(ただし出場はほぼショート)として、2012年ドラフトでダイヤモンドバックスにドラフトされてからレイズ、インディアンスと渡り歩いて来ました。

エンゼルスでも控えだろうなと思ってましたね。フレッチャーがショートだと明言されており、ベラスケス獲得後にウェイドも獲得しているので。メイフィールドがチームに残りレンヒーフォも選択肢に入るとなるとオプションのあるベラスケスはマイナースタートだろうなというのが僕の当初の予想でした。

ですがスプリングトレーニングで打撃のアピール(OPS.836)があり守備の上手い選手ということでワンチャンレギュラーかも、と思って僕の開幕ロースター予想の②では開幕スタメン予想にしました(セカンドにしたのはフレッチャーがショートという話があったからです)。
まあ結論を言うとマイナースタートでしたが。

その後フレッチャーのケガがあり入れ替わるように出始めるとこの20連戦もフレッチャーの復帰がありながらも18試合に出場しました。

MLBでの通算ホームラン数1本ながら三振率が2020年の29.9%、2021年の33.8%(四球率1.5%)と高い選手のため打撃での期待値は低く、2022年も.176/.260/.235と期待を裏切ってくれません。

Baseball Savantより
https://baseballsavant.mlb.com/savant-player/andrew-velazquez-623205?stats=statcast-r-hitting-mlb

脚が速いです。2021年シーズンもAAAで29盗塁を決めていますし、2022年シーズンもスプリントスピードはリーグ全体で上位です。三振多いですけどボール球ぶんぶん振り回すほどじゃなさそうですし、四球率も去年の1.5%が低すぎただけで2020年は13.0%、今年2022年も9.0%です。どの年も70〜80打席ほどのスモールサンプルではありますが。
余談ですけど、マイナーリーグAクラス時代の2014年に72試合連続出塁という記録を作ってます。

まあ守備での貢献と上位打線が打ってくれるのとで現状ベラスケスへの不満はファンからは出てないと思います。
そもそも2021年シーズンもアレックス・カッブやホセ・キンタナと言った指標的には微妙でも四球少なめの投手を獲得したのは打たせて守備でカバーする前提だったと思うので、今年も奪三振少なめな投手たちをカバーしてくれる守備に満足度の方が上回ってるはず。
そう考えると去年はホセ・イグレシアスがカバーできなかっただけでミナシアンGMの方針としては変わってないですよね。
まあカッブやキンタナは四球の部分が大きいと思いますが。エンゼルス投手陣の与四球率(BB/9)は上から6番目の2.82なのでGMが四球にこだわってる可能性はそれなりにありますよね。まあそれは普通はこだわるわなってポイントなのと今回の記事と関係ないのであまり深くは触れません。
ちなみに奪三振率(K/9)は上から23番目とかなり低いので、四球少なめで守備に依存させてアウトを取りたい気持ちも表れてると思います。

とは言えこのまま上手いこと勝ち続けるためにベラスケス含め打撃の期待値が低い(低過ぎる)二遊間では不安もあるので、出来ればレンヒーフォあたりの覚醒(スイング見てると結構良いように思うんですけどね)とステファニックのブレイク(そもそも上がってくるか分からないけどフレッチャー手術で60-day IL入りなら昇格もありな気がする)かもしくはその他の補強が必要になりますよね。フレッチャーが万全になって2019年のOPS.734、2020年の.801くらいの活躍してくれるならそれでも良いですし(2021年は今回手術した内転筋の痛みの影響で数字が落ちたということにしてます)。

とりあえずシーズン序盤のこの時期はチームの勝ちに一喜一憂しながらも、ベラスケスやウェイドといった新たな加入組の活躍も楽しみたいですね。

それでは今回はこの辺で。守備指標は打球処理の機会の積み重ねなのでそもそも控えクラスで出場機会の少ないベラスケスのUZRやDSRは特に出しませんでした。
何よりシンプルに新戦力の活躍うれしーな記事にしたかったので。

ではでは、ごきげんよう


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