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ミステリも恋愛もなんでもござれ「配達あかずきん」大崎梢

こんばんは、となカエです。

書店で起こる事件簿5つ。
短編集。

それぞれちょっと違う系統の事件簿。
ちょうどいい長さで、飽きずに面白かったです。
シリーズ化されてるみたいなので、他のも楽しみです。

そして、この本に登場したとある本を大人買いしました!
わくわく!



作品内容

しっかり者の杏子と、勘の鋭いアルバイト・多絵が働くのは、駅ビルの六階にあるごくごく普通の書店・成風堂。

近所に住む老人から渡された「いいよさんわん」という謎の探求書リストや、コミック『あさきゆめみし』を購入後失踪した母を捜しに来た女性に、配達したばかりの雑誌に挟まれていた盗撮写真……。

杏子と多絵のコンビが、成風堂を舞台にさまざまな謎に取り組んでいく。

元書店員ならではの鋭くもあたたかい目線で描かれた、
初の本格書店ミステリ。シリーズ第1弾。

Amazonより


感想★ネタバレあり★

第一話 パンダは囁く

本屋さんだったら「あぁー!」てなりそうな謎解き。

現実でありそうな犯罪で、ゾワっともした。
独居でも社会的な繋がりは大事だなと改めて思いました。

まぁ、コミュニティが苦手な私にはすごい難しいんだけどね…


第二話 標野にて、君が袖振る

「そうであれっ!!」
って思いながら読み進め、ちゃんとそのラストになったので良かった。

お母さんが思いがけず孫の存在を知った瞬間を思うと、胸がぎゅーってなる。
本当に良かった。

救いがあるお話しで好きです。

古典好きな人だったらすぐにわかったのかな?
国語が苦手な私にはさっぱりでした。

源氏物語あさきゆめみしの漫画は、知ってるけど、読んだことはない。
この機会にKindleで大人買いしました!
大人買い出来る喜びを噛みしめてます。


第三話 配達あかずきん

本のタイトルになってるお話し。

変なやつと縁が出来ちゃうと災難しかない…
話の中の《赤ずきんちゃん》の鈍感力というか、おっとりさと素直さ欲しい。


第四話 六冊目のメッセージ

アナログな恋物語の始まり。
お見舞いに差し入れる本の参考になるけど、kindleにあったのは「夏への扉」だけでした。
家が大きかったら他の書籍も買うんだけどな…

相手に本を選ぶのって難しいよね。
自分の好みと合うのかギャンブル。

登場したどの本も読んだことなかったから、メモメモ_φ(・_・

この話も途中で「そうであれっ!!」って思いながら読みました。
そうなったので、満足感でいっぱいです。
好きなお話でした。


第五話 ディスプレイ・リプレイ

力作を壊されるのが辛い…
巻き込まれた友人たちは彼女のことを許せたのかな?
ファンだと言っても、周りに迷惑かけるのはやっぱり良くないよ…

《色紙の差し入れは、作者本人》のような匂わせがあるけど、わざわざそんな喧嘩?ゴタゴタ?が起こりそうなイラスト描いた意味がちょっとわからなかった…

ネットで「この作品は○○のパクリだ」とか持ち上がることあるけど、それを題材にしたのは、切り込んでる感じがしました。
その作品が好きな読者からしたら、歯がゆいというか、いやな気持になるよね…。
もしパクリが本当だったらお互いに…。
パクリ、ダメ絶対。

意図せずとか、オマージュとしてだったら全然いいと思うんだけど、人の感覚は千差万別だから難しい…。


まとめ

第一・二・四話は私の好みだったので満足!
作中の進行中には死人も出ないので、まだ心穏やかに読めました。

短編は読みやすいからやっぱり好き。


関連書籍


あさきゆめみし 完全版(1)~(10)を、大人買いしました。
名作だということは知っていたので、気にはなっていた。
kindleで買ったので、11,000円くらいでした。
紙媒体だと、倍くらいするようです。
電子書籍だと、積読しても場所とらないから本当にいい。
ゆっくり読みます。

ここまで読んでいただき有難うございます。 少しでも良かったと思ったり、これからを応援頂けるようでしたらサポート頂けるととっても嬉しいです。 いただいたサポートは私の生きる糧(心と体の栄養)となります。