読んだ本の話その5
本の紹介をしています。
今回は今日読んだ小説です。
書きたい本のストックはまだまだあるのですが、思い立ったが吉日、ということで。
以下本文です。
告白(湊かなえ)
昔に映画化もされてかなりヒットしていたので知っている人も多そうな作品。
年齢制限のある映画だったので当時は見ていなかったが、今回初めて読んでとても強い衝撃を受けた。
小説の内容のネタバレは厳禁と思っているので、この記事では本筋には一切触れないこととする。
今回記事を書こうと思ったきっかけはとあるワンフレーズにある。
よく、やりたいことが見つからないと言い訳しながら、いい歳をして家でぐだぐだしている人がいますが、やりたいことがすぐに見つかり、それに従事できる人なんてごくわずかです。それなら、目の前にあることを精一杯こなしていけばいいのではないでしょうか。それは、やりたいことを見つけたときの自分にとって決してマイナスにはならないはずです。
主人公(?)である教師が生き方を振り返る中で語るシーンのフレーズ。
物語の本筋には関係ない言葉であるが、こういう言葉にこそハッとさせられることが往々にしてある。
やりたいことを明確にして、それに取り組めるのはごくわずか。
大多数の人はそうではない。
ならば止まるのではなく目の前のことに真剣になること。
それが後のやりたいことができた時の武器になるはず。
シンプルな理論だが、こうやって言語化されると不思議と自分の生き方の支柱になってくれる、そんな感じがした。
サクッと書いたんですけど、内容もあっという間に読み進めてしまうほど面白かったです。
時が過ぎるのが一瞬でした。
湊かなえの本は他も読みたくなりました。