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ひとりごと|3月18日

起きるのに一苦労。二度寝に落ちる寸前にバッと体を起こす。仕事だ。
家を出る直前、ふと思い出して押し入れの奥の缶にしまい込んでいた香水を取り出す。BYREDOのミニサイズ3本からMOJAVE GHOSTを手首につける。やべ、かけすぎたと思う。数年前の誕生日に、母に何が欲しいと聞かれて買ってもらったものだ。BLACK SAFFRONの匂いに惹かれて選んだはずが、一番のお気に入りはMOJAVE GHOSTになった。みずみずしく、桃のような香り。久しく使っていなかった感覚がゆっくりと開いていく。

仕事、分かっていたが空き時間がとてつもなく多い。三宅香帆『(読んだふりしたけど)ぶっちゃけよく分からん、あの名作小説を面白く読む方法』を就業時間中にがっつり開く。サボってると思われることもないほどの堂々とした姿勢。解説を読んでいると『カラマーゾフの兄弟』が今までにない親しみを持って近づいてくる。え、私、読むのか?
やることやって14時頃退勤。

パソコンケースを探すべく少し歩くが、気分が乗らなかったのですぐに帰路に着く。風が強すぎて多分何度か軽く浮いた。レイヤーのたくさん入った髪がぐしゃぐしゃになって店のガラス窓を見るとそこにはライオンがいた。
夕飯までに仕事の新規開拓。3社ほどにコンタクトを取り、とりあえず待ちの状態に。AdobeのYouTube公式チャンネルを参考に、InDesignの勉強もする。

夕飯、合挽き肉で肉味噌を作り、納豆とキムチ、にんじんの塩きんぴら、なすのナムル、韓国のりと一緒にご飯にのせて丼にして食べる。夫はぐちゃまぜの類は食べないので、帰ってきたら肉味噌を麻婆豆腐か麻婆茄子にアレンジしてもらおうと思っていたところ、選ばれたのは後者だった。

文フリに出したZINEの感想をXに書いてくれた方がいてうれしい。作り手と読み手が同じ気持ちを抱けるんだなという発見があった。
ZINEを作る過程で編集やデザインにも当然関わることになり、最近編集者の本を読んだりInDesignを触っているのもその影響だと思う。会社にいた頃はスペシャリストorジェネラリストを今後のキャリアで目指すところとして提示され、私は毎度スペシャリストと答えていた。校正という仕事を選んだのにも一種その傾向が表れているようだが、心の奥底では意外とそうでもないのかもしれない。

明日はいつもより家を出るのが早いので、考えることを考えてから素直に寝た。

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