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ひとりごと|4月27日

花粉は気にならなかったのに薄く開けた窓から入ってくる空気が冷たかったからか、朝までに2、3度目が覚める。いつになったら安眠できるんだ。二度寝したいくらいだがやけくその気持ちで起きる。なぜなら友人と早めのランチの予定がありつまりは朝ごはんも早めに済ませないとならないから、かつ朝ごはんを絶対に抜きたくないから。起きたその足でキッチンに向かい、生米と多めの水を鍋に入れて火を点ける。少しでも消化をよくするためにおかゆ。塩をひとつまみ入れて、昨日の数の子わさびを乗せて食べた。
しばし休んでからゆっくり準備。大学のサークルの後輩から「ZINE届きました」の連絡があったよ、と夫。今制作しているZINEに寄稿してもらうにあたって、参考として前号を郵送したのだった。が、それ送ったの私だし、封筒に当然私の名前書いてあるし、確かに夫には前回寄稿してもらったものの、今回は現状関わっていないんだけど。同じ家だから、一緒にやっていそうだから、そんな印象でメッセージが送られてきたようで嫌だった。苛立った。あと、仮にもし夫も編集部の一員だったとしてやっぱり最低でも差出人に伝言という形にするべきなのでは。私の存在、どこ?

前の会社の同期2人と待ち合わせ。前回会ったのはもう1年くらい前か。10分前に店の前に着いてしまったので少し待っていると、今回声をかけてくれた子、Tが歩いてくる。遠くからももしやと思って待っていたが、近くに来てはっきり見えた、マタニティマークだ。開口一番お祝いしてから色々聞くけどもう1人のMが来てから色々話すねと嗜められる、そらそうだ。

2人はお店の定番に従い、1人は従わなかった形

元同期ではあるがその会社に在籍しているのはもうTだけ。Mも私が辞めた1年半後に転職している。Tは今年度に入って新たに付与された有給をたっぷり使って、本来なら6月からのところを1ヶ月前倒し、ちょうど産休に入ったところだという。一生働けるようなホワイト企業だったもんなあと他人事のように思う。住んでいるところの話、今の東京って人が多すぎないかという話、それぞれのパートナーの話、たくさんする。話しながらちゃんと食べられるかどうかと緊張しすぎて味のしないタコライスをスプーンで口に運ぶ。必死だった。3/4、4/5くらいは食べられたかな。2人とは今後もご飯食べる機会が続きそうだし、会食恐怖のことさらりと話しておいた。優しさがしみた。
早い予約だったからふうと一息ついてもまだ13時過ぎで、恵比寿のアトレを少し散策することに。解散後に1人でぶらつこうと考えていた有隣堂、Tが本屋ちょっと行きたいかもとのことで3人で行けることになってうれしい。私が一番読んでるし知ってるだろうしおすすめを教えてとお願いされ、本屋大賞から始まり自分の好きな小説、エッセイ、読もうと思ってまだ読んでいない本、夫が帯を書いている本など紹介する。どれに対しても興味を持って聞いてくれたが、結局買うには至らなかったのがちょっと悔しい。収納がもうなくて、必要に迫られた読書にしか縁がなくて、と言われうちの床から堆く平積みされた未読の本たちを思う。それでも懲りずに千葉雅也『センスの哲学』、千早茜『グリフィスの傷』を買う。
何も知らなかったから用意できていなかったけどTへ何かプレゼントしたくて、紅茶とマドラーをその場で選んでもらってラッピングしてもらい渡す。どうか健康に気をつけてほしい。みんなで長い時間手を振って解散。1人になった後、お土産にケーキを2つ買う。帰り道で排除アートや佐藤可士和デザインのトイレを見て萎える。Ivyの再録アルバム聴きながら電車に揺られる。機材全とっかえしたかというくらい音がギラついてて面白い。

帰宅、光る君へを観ていた夫とおやつの時間。分け合って食べる。美味。

マンゴーのレアチーズ、抹茶のオペラ

編み物したいけど糸がないな〜と思って袋をがさがさしていたら奥から1年前くらいに買ったターコイズグリーンのコットン糸が5玉出てきて歓喜。YouTubeで調べつつ何を作るか30分くらい考えて透かし模様の入ったバッグに決める。夕飯まで編んだ。夕飯前にまた喧嘩するがなんとか一緒に食べるところまでこぎつける。夫が無言のまま作ってくれた料理がめちゃうまだった。

油淋鶏、豚軟骨のルーロー風、めんたいポテサラ、なすのにんにく煮びたし、トマトと卵の中華スープ

夕方から感じていた脚のだる重い感じが悪化してくる。2万歩歩いたくらいの感覚だけどそんなことは全くない。筋力がなさすぎるのか。ピルの副作用で血栓できてたりしないかとそわそわして不安。しばし横になってからお風呂に入る。
家族以外の人と久しぶりに長時間しゃべって顔の筋肉がもちゃもちゃ。無理して笑っているつもりはないのだけど。『グリフィスの傷』の一節を早速読んでから寝る。

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